概要
Jupyter NotebookでPythonのコードを実行していたところ、以下のようなエラーが発生しました。
FileNotFoundError: [Errno 2] No such file or directory: 'Desktop/python_folder/mori.xlsx'
このエラーは、指定したファイルが見つからなかったことを示しています。
今回はその原因と、実際に私が行った修正方法について記録しておきます。
エラーの原因：ファイルが見つからない
FileNotFoundError は、Pythonで指定されたパスにファイルが存在しない場合に発生するエラーです。
私の場合は、mori.xlsx というExcelファイルを読み込もうとして、上記のエラーが表示されました。
コード中では以下のように記述していました。
wb = load_workbook('Desktop/python_folder/mori.xlsx')
このように記述すると、カレントディレクトリ（現在の作業フォルダ）からの相対パスとして解釈されます。
解決方法：相対パスを見直す
実行環境では、Pythonスクリプトが実行される場所（カレントディレクトリ）から見て、mori.xlsx は直接存在していたため、次のようにパスを修正しました。
attachment = 'mori.xlsx' # または './mori.xlsx'
これで正しくファイルが読み込まれるようになりました。
カレントディレクトリの確認方法
ファイルが存在するか不安な場合や、スクリプトがどのディレクトリで実行されているか確認したい場合には、os モジュールを使って現在の作業ディレクトリを表示することができます。
import os
print("Current Directory:", os.getcwd())
この出力で、Pythonがどの場所を基準にファイルを探しているかを把握できます。
その他の原因と補足
- ファイル名のスペルミス
→mori.xlsxがmori.xlsやmori1.xlsxになっていないか確認してください。 - パスの区切りが不正（Windows）
→\ではなく\\か/を使用すると安全です（例：'Desktop\\python_folder\\mori.xlsx'） - ファイルがそもそも存在しない
→ 該当パスにファイルが正しく保存されているか、手動で確認してください。
まとめ
FileNotFoundErrorは、指定されたパスにファイルが存在しないことによって発生するエラー- 相対パスやカレントディレクトリの確認が重要
os.getcwd()を使うことで、現在の実行ディレクトリを確認可能- スペルミスやパスの記述形式にも注意が必要
初心者のうちは特にパス関連のエラーが多発しがちですが、仕組みを理解すれば確実に防げるようになります。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです。
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