経緯
C#でプログラムを組んでいる中で、数値が文字列(string
型)として取得されることがあります。
たとえば、テキストボックスやファイルから読み込んだ値を、そのままでは数値計算に使えないため、string
型をdouble
型に変換する方法を今回学習しました。
double.Parse()を使えば簡単に変換可能
文字列をdouble
型に変換するには、double.Parse()
メソッドを使用するのが基本です。
以下のように記述すれば、文字列としての数値をそのまま数値型に変換できます。
string str = "1.234"; // 文字列としての数値
double num = double.Parse(str); // double型に変換
これでnum
には数値として1.234
が代入され、四則演算などの処理にも使えるようになります。
注意点:変換できない文字列には例外が発生
double.Parse()
を使用する際には、**変換できない文字列が渡されると例外(FormatException)**が発生する点に注意が必要です。
たとえば、以下のような文字列は正しく変換できません。
string invalid = "abc"; // 無効な文字列
double value = double.Parse(invalid); // → FormatException
このような場合は、double.TryParse()
を使って安全に変換できるか確認する方法もあります。
TryParseを使う安全な方法(補足)
失敗してもエラーを出さず、判定できるのがTryParse()
です。
例外処理が不要になるので、ユーザー入力などには適しています。
string str = "1.234";
double num;
if (double.TryParse(str, out num))
{
// numに変換成功
}
else
{
// 変換失敗時の処理
}
まとめ
C#でstring
型をdouble
型に変換したい場合は、double.Parse()
メソッドを使うことで簡単に実現できます。
数値が文字列として渡ってくる場面では頻出の処理ですので、基本として覚えておくと便利です。
また、入力内容に不確実性がある場合には、TryParse()
を使った安全な方法も活用してください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。