「指値注文」で慎重に
株は目まぐるしくぐるぐる動いています。そこで「いかに安く買うか」が重要なポイントになってきます。
「いくらでもいいから買いたい」ならば、「成行注文」を出します。かなり高い確率で買える反面、値動きが激しい時などに思わぬ高値で買わされるケースも出てきます。
これに対し「いくらで買う」と指定する場合は「指値注文」を出します。株で儲けるには1円でも安く買いたいわけですから、現場より安い価格を指定することになります。例えば1株505円の銘柄を500円以下で買いたい時は「500円で買いたい」と指定するのです。この場合、株価が500円以下になって初めて注文が成立します。安い価格を指定することになります。
指値注文はこのように、指定した価格以下にならないと買えないので、必ずその日にのうちに買えるとは限りません。つまり取引が成立しにくいというデメリットがあります。
したがって注文を出すときには、当日限りの注文とするか、あるいは株が買えるまで注文を有効とするという”注文の有効期限”を指定します。
取引が成立しないケース
ただ、たとえ株価が指定した価格をつけても、売り注文に対し、買い注文が多い時は取引が成立するとは限りません。
また、特別な原因で取引が成立しないケースもあります。業績の大幅修正や会社を襲った突然の災害など、株価を大きく動かす材料が出た時です。この場合大量の売り注文が殺到したりし、商いがなかなか成立せず、値が付きません。
1日に変動する株価には制限があり、株価が上値制度いっぱいに上昇することを「ストップ高」、下値制度まで下落することを「ストップ安」といいます。もちろんこの場合も、取引が成立しにくいので注意しましょう。
森は
指値注文を行ってみて、相場の下落を待ち望んでいましたが全く刺さりませんでした。
このままだといつまで経っても株が増えないので、今(2020年12月現在)は”配当をもらったら、配当をくれた会社の株をその日に最低5株、プラス、配当金で買える分の株”を買うことにしてします。
用語
大幅修正
企業は業績の予想と実際の業績が大きく異なっていた場合、決算時に大幅に修正します。業績が、良ければ上方修正、悪ければ下方修正となり、株価にも大きな影響が出ます。また決算時に行われる来期の業績予想も重要な判断材料となるため、合わせてチェックする必要があります。