Excel VBA で URL エンコードした文字列を Microsoft Edge で表示する方法

2025年7月26日

概要

Excel VBA には WorksheetFunction.EncodeURL が用意されており、全角文字や記号を安全に URL へ組み込むことができます。本記事では、エンコードした文字列をクエリに追加し、Microsoft Edge を起動してページを表示する手順を解説いたします。対象ページは https://morinokabu.com/ としますが、他サイトでも同様に利用できます。

動作環境

項目	内容
OS	Windows 10 または 11
Excel	Microsoft 365、Excel 2019、Excel 2016
追加ツール	なし（標準機能のみで実装）

サンプルコード

Option Explicit

Sub OpenEncodedURLInEdge()
    
    Dim baseURL       As String        ' ベース URL
    Dim searchKeyword As String        ' クエリ文字列
    Dim encodedQuery  As String        ' URL エンコード後の文字列
    Dim shellObj      As Object        ' Shell.Application
    
    baseURL = "https://morinokabu.com/"
    searchKeyword = "森 林太郎"
    
    ' URL エンコード
    encodedQuery = WorksheetFunction.EncodeURL(searchKeyword)
    
    ' Edge 起動
    Set shellObj = CreateObject("Shell.Application")
    shellObj.ShellExecute "microsoft-edge:" & baseURL & encodedQuery
    
End Sub

コードのポイント

処理	説明
`WorksheetFunction.EncodeURL`	Excel 2013 以降で使用可能です。空白や日本語をパーセントエンコーディングへ変換します。
`Shell.Application` と `ShellExecute`	`"microsoft-edge:"` プロトコルを付与すると Microsoft Edge が起動します。

よくある質問

質問	回答
`EncodeURL` が見つからない場合	Excel のバージョンをご確認ください。Excel 2010 以前では未実装です。独自関数で置き換える必要があります。
Edge のウィンドウを待機したい場合	`Shell` 関数で `"cmd /c start /wait microsoft-edge:" & baseURL & encodedQuery` を実行し、待機オプションを利用します。