はじめに
Arduinoは、プログラミング初心者や電子工作に挑戦してみたい方に最適なマイコンボードです。このガイドでは、Arduinoのインストール方法、基本的な使い方、そしてブレッドボードを使ったLED点灯プロジェクトまでを順を追って解説します。
Step 1: Arduino IDEのインストール方法
1. Arduinoの公式サイトからIDEをダウンロード
Arduinoを使うには、まず「Arduino IDE」という専用ソフトをPCにインストールします。以下の手順で進めましょう。
- Arduino公式サイトにアクセスします(Arduino Official Website)。
- 「ソフトウェア」→「Arduino IDE」から、使用しているOSに対応するインストーラーをダウンロードします。
- ダウンロードしたインストーラーを開き、表示される指示に従ってインストールします。
2. IDEの初回設定
- インストール後、Arduino IDEを起動します。
- ArduinoボードをUSBケーブルでPCに接続すると、自動的に認識されることが多いですが、認識されない場合は「ツール」メニューから「ボード:Arduino Uno」を選びます。
- 「ツール」→「ポート」から、使用しているポート(例:COM3)を選択します。
Step 2: ArduinoとLEDで初めての電子工作
必要な部品
- Arduino Uno(Arduinoのマイコンボード)
- USBケーブル(PC接続用)
- ブレッドボード
- LED(1個)
- 抵抗(330Ωなど)
- ジャンパーワイヤー(数本)
回路の組み立て方
- Arduinoとブレッドボードの接続
ブレッドボードを使用してLEDを点灯させる回路を組み立てます。ブレッドボードを使うと、簡単に配線を変更できるので、初心者の電子工作に最適です。 - 回路図
- ArduinoのGNDピンをブレッドボードの横一列に接続します。
- Arduinoのデジタルピン13(出力用ピン)をLEDのアノード(長い足)側に接続します。
- LEDのカソード(短い足)から330Ωの抵抗を介してブレッドボードのGNDラインに接続します。
Step 3: コードを書いてLEDを点灯させよう
Arduinoのセットアップと回路の準備ができたら、次に簡単なコードを書いてLEDを点灯させましょう。
1. Arduino IDEで新規スケッチを作成
Arduino IDEを開いて、新しいスケッチを作成します。スケッチとは、Arduinoで書くプログラムのことです。
2. LEDを点灯させるコード
以下のコードを入力し、LEDを点滅させます。
void setup() {
pinMode(13, OUTPUT); // デジタルピン13を出力モードに設定
}
void loop() {
digitalWrite(13, HIGH); // LEDを点灯
delay(1000); // 1秒待機
digitalWrite(13, LOW); // LEDを消灯
delay(1000); // 1秒待機
}
3. コードの解説
- void setup():最初に1度だけ実行される関数です。ここでデジタルピン13を出力モードに設定しています。
- void loop():スケッチが動作中、繰り返し実行される関数です。ここでは、デジタルピン13に「HIGH」を出力してLEDを点灯させ、1秒後に「LOW」を出力して消灯します。これを繰り返すことで、LEDが1秒ごとに点滅するようになります。
4. コードのアップロード
- コードが書けたら、Arduinoボードにプログラムをアップロードします。
- 上部の「→」マークをクリックすると、コンパイル(翻訳)が始まり、プログラムがArduinoに書き込まれます。
- 正常にアップロードが完了すると、LEDが1秒ごとに点滅し始めます。
おわりに
これで、Arduinoを使ってLEDを点灯させる基本的な使い方が理解できました。このプロジェクトを通して、ArduinoのセットアップやIDEの使い方、簡単なプログラムの作成方法が学べたと思います。次のステップとしては、複数のLEDを点灯させたり、スイッチを使って点灯を制御するなど、少しずつプロジェクトを増やしていきましょう!
このガイドがArduinoの初めてのプロジェクトを進める手助けになれば幸いです!
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