経緯
VBAをC#に移植していたのですが、VBAのコードが複雑かつ長文で萎えていました。
「なんなら、C#でVBAを実行すればいいんじゃね?」と思い、
今回勉強しました。
「xlApp.Run(“マクロ名”);」を使用する
まず、プログラムの流れを説明します。
- ボタン1を押す
- ダイアログが出てきて、マクロを実行したいExcelファイルを選ぶ
- macroが実行されて保存される。
という流れです。下が中身です。
private void btn_1_Click(object sender, EventArgs e) { OpenFileDialog openFileDialog = new OpenFileDialog { Filter = "Excelファイル (*.xls;*.xlsx;*.xlsm)|*.xls;*.xlsx;*.xlsm|すべてのファイル (*.*)|*.*", Title = "Excelファイルを選択してください" }; if (openFileDialog.ShowDialog() != DialogResult.OK) { return; } string filePath = openFileDialog.FileName; Excel.Application xlApp = new Excel.Application(); try { // ダイアログで選択されたワークブックを開く Excel.Workbook xlWorkbook = xlApp.Workbooks.Open(filePath); // マクロが保存されているワークブックを開く Excel.Workbook macroWorkbook = xlApp.Workbooks.Open(@"C:\Users\mori\OneDrive \デスクトップ\macro.xlsm"); // 選択したExcelファイルをmacro.xlsmのワークシートとしてコピーする Excel.Worksheet sourceWorksheet = xlWorkbook.Worksheets[1]; sourceWorksheet.Copy(After: macroWorkbook.Worksheets[macroWorkbook.Worksheets.Count]); // コピーしたワークシートをアクティブにする Excel.Worksheet copiedWorksheet = macroWorkbook.Worksheets[macroWorkbook.Worksheets.Count]; copiedWorksheet.Activate(); try { // マクロを実行 xlApp.Run("macro1"); // マクロの実行後、コピーしたワークシートを元のワークブックに戻す copiedWorksheet.Copy(After: xlWorkbook.Worksheets[xlWorkbook.Worksheets.Count]); Excel.Worksheet newWorksheet = xlWorkbook.Worksheets[xlWorkbook.Worksheets.Count]; // 元のワークシートを削除する sourceWorksheet.Delete(); MessageBox.Show("マクロが正常に実行されました。", "情報", MessageBoxButtons.OK, MessageBoxIcon.Information); } catch (Exception ex) { MessageBox.Show($"エラー: {ex.Message}", "エラー", MessageBoxButtons.OK, MessageBoxIcon.Error); } finally { // コピーしたワークシートを削除する copiedWorksheet.Delete(); // マクロが保存されているワークブックを閉じる macroWorkbook.Close(false); // 元のワークブックを保存する xlWorkbook.Save(); // ダイアログで選択されたワークブックを閉じる xlWorkbook.Close(false); // Excelアプリケーションを閉じる xlApp.Quit(); // COMオブジェクトをリリース Marshal.ReleaseComObject(copiedWorksheet); Marshal.ReleaseComObject(sourceWorksheet); Marshal.ReleaseComObject(macroWorkbook); Marshal.ReleaseComObject(xlWorkbook); Marshal.ReleaseComObject(xlApp); } } catch (Exception ex) { MessageBox.Show("Error: " + ex.Message); } }
長々書いていますが、大事なのは2点で一つ目が
// マクロが保存されているワークブックを開く Excel.Workbook macroWorkbook = xlApp.Workbooks.Open(@"C:\Users\mori\OneDrive \デスクトップ\macro.xlsm");
の部分です。ここは、実行したいマクロが入っている.xlsmファイルのパスを()内に入れてください。
もう一つは、
// マクロを実行 xlApp.Run("macro1");
です。()内に実行したいマクロの名前を書いてください。(Subと書いて、名前を記入しているあれです。)
私はこんな感じでうまくいきました。
参考になれば、幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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