目次
はじめに
Excelで小数点付きの数字(例:14.3、9.8、3.4など)を頻繁に入力する作業があると、**「キーボードの小数点キーが押しにくい」「テンキーがない」**といった理由で地味にストレスがたまることがあります。
私も実際にそのような業務を担当しており、「もっと簡単に入力できないか」と思って調べてみたところ、
Excelには**「小数点位置を自動的に挿入する」機能**があることを知り、非常に便利だったためご紹介します。
実現したいこと
- 数値を入力するだけで、自動的に小数点を挿入したい
- 例:
143
と入力 → 自動的に14.3
と表示されるようにしたい - 小数点キーを押さなくても、スムーズに小数を扱いたい
設定手順:「小数点位置を自動的に挿入する」
以下の手順で設定を行います。
- Excelを開く
- 「ファイル」タブをクリック
- 左メニューから「詳細設定」を選択
- 「編集設定」セクション内の「小数点位置を自動的に挿入する」にチェックを入れる
- その下の「入力単位」を
1
に設定する - 「OK」をクリックして設定を保存する
設定の効果
この設定を有効にすると、次のように入力動作が変わります:
143
と入力 → セル内では14.3
と表示98
と入力 →9.8
34
と入力 →3.4
つまり、入力した数値の1桁前に自動的に小数点が挿入されるようになります。
テンキーがない場合や、入力作業を効率化したいときに非常に便利な設定です。
注意点と補足
- この設定は、Excel全体に対して適用されます(特定のセルやシートのみの設定ではありません)
- 一時的に使用する場合は、作業終了後に再度チェックを外すと良いでしょう
- デフォルトではオフになっているため、手動で有効にする必要があります
まとめ
Excelには、小数点入力を補助する「小数点位置を自動的に挿入する」機能があります。
テンキーがなくてもスムーズに小数を入力できるため、反復的な小数の入力業務が格段に楽になります。
地味ながら非常に便利な設定なので、知らなかった方はぜひ一度お試しください。
少しでも参考になれば幸いです。