チャート分析の精度を上げる
目次
前の足型より動きが少ない「はらみ線」
ローソクの足型の意味をそれぞれ理解したら。今度はこれらいくつもの組み合わせで、相場を予測してみましょう。2本以上の組み合わせのパターンが上昇、下落のシグナルとなるのです。
例をあげます。
前の足型(日足なら前日、週足なら前週)の大陽線、大陰線の中にスッポリ小陽線、小陰線が入るパターンを「はらみ線」といいます。
また、その組み合わせによって「陽の陽はらみ」「陽の陰はらみ」「陰の陽はらみ」「陰の陰はらみ」の4つがあり、相場の転換点になりがちです。
「次」の足型がポイント
「陰の陽はらみ」は、低値圏で大陰線が現れた後、翌日の始値が前日の終値より高くつけ、陰線となるものの終値が前日より高くなったものです。この場合、翌日のローソク足がポイントとなります。
逆に「陽の陽はらみ」が高値圏で現れた時は、ここから下落が始まるというシグナルです。
「陽の陰はらみ」が上昇相場で出た時は、さらに次の足型が重要なポイント。下寄りしたら下げですが、上寄りして陽線で引けた時は、さらなる上昇が見込めます。
用語
「上寄り」と「下寄り」
日足の場合、寄付の値段(始値)が前日の大引けの値段より高い状態を上寄り、低い状態を下寄りといいます。