【ロレックスマラソン】「信用ポイント制」ではありません。その実態を「古本探し」に例えて解説

ロレックスの正規店に通い詰め、希望のモデルを探し求める「ロレックスマラソン」。 言葉は聞いたことがあっても、具体的にどのような仕組みで、なぜそこまでしなければならないのか、疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

「常連にならないと売ってもらえないのでは?」 「予約券のようなものがあるのでは?」

これからロレックス購入を目指す方が抱きがちなこうした疑問について、実態と、非常に分かりやすい「ある行動」との類似性について解説します。

目次

ロレックスマラソンとは何か?

ロレックスマラソンとは、正規販売店(ブティック)を何店舗も巡り、在庫があるかどうかを確認し続ける行動のことを指す俗称です。

デイトナやサブマリーナーといった人気のスポーツモデルは、需要に対して供給が極端に少なく、店頭のショーケースに並ぶことはほとんどありません。そのため、購入希望者は直接店舗へ足を運び、店員の方に在庫状況を尋ねる必要があります。

「今日はありません」「在庫を切らしております」と言われても諦めず、別の店舗へ移動したり、日を改めて再度訪問したりする様子が、まるでマラソンのように長く過酷であることから、この名が定着しました。

誤解されがちな「信用ポイント」システム

ロレックスマラソンを始める前の方がよく抱く誤解の一つに、「信用ポイントのような制度があるのではないか?」というものがあります。

つまり、「小物を購入したり、何度も通ったりすることで『信用スコア』が貯まり、一定数を超えると人気モデルの購入権(予約券のようなもの)が与えられる」というイメージです。

しかし、公式にはそのようなポイント制度や、明確な予約システムは存在しません。

もちろん、転売目的ではないことを示すための「信頼」は重要ですが、それは数値化されたポイントではありません。「足繁く通えば必ず順番が回ってくる」という確約された予約システムでもないのです。一見様(初めて来店した方)であっても、タイミングと運が合致すれば購入できたという事例は多々あります。

実態は「せどり」の古本探しに近い

では、ロレックスマラソンの実態をどうイメージすればよいのでしょうか。 非常に感覚的に近いのが、**「レアな古本を探して、ブックオフなどの古本店をはしごする行動(せどり)」**です。

ご自身で足を使って在庫を探すという点で、以下のプロセスが驚くほど似ています。

  1. 足を使うしかない ネットや電話で「あのレア本、棚にありますか?」と聞いても取り置きはできません。実際に店舗に行き、その目で確認する必要があります。
  2. タイミングと運 昨日はなかったのに、今日行ったら棚に並んでいるかもしれません。あるいは、タッチの差で前の人に買われてしまったかもしれません。
  3. 複数店舗の回遊 1店舗だけを見て諦めるのではなく、確率を上げるためにA店、B店、C店とエリアを変えて探し回ります。

ロレックスの場合、在庫がバックヤードにあることが多く「棚(ショーケース)には並んでいない」という違いはありますが、「とにかく現場に足を運び、現物があるかを確認し続ける泥臭い作業」である点は共通しています。

まとめ

ロレックスマラソンは、スマートな「予約システム」や、積み上げ式の「ポイント制度」ではありません。

  • 正規店へ実際に行く
  • 在庫があるか確認する
  • なければ次の店へ行く、または日を改める

この繰り返しです。 「信用ポイントを貯めに行く」と考えると徒労感を感じてしまうかもしれませんが、「お宝を探して店舗を回っている」という感覚で捉えると、その実態がよりクリアに見えてくるはずです。これからマラソンを始める方は、この「足で稼ぐ」という現実を理解した上で臨むことをおすすめします。

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この記事を書いた人

私が勉強したこと、実践したこと、してることを書いているブログです。
主に資産運用について書いていたのですが、
最近はプログラミングに興味があるので、今はそればっかりです。

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