Kali Linux 環境において Neovim を導入する手順と、依存関係エラー(404 Not Found など)に遭遇した際の対処方法をまとめます。キーワード「Kali Linux Neovim インストール」「libtree-sitter 404 エラー」「apt update」などを適切に配置し、検索エンジン最適化(SEO)を意識した構成といたしました。
1. 前提条件と動作環境
- 検証環境:Kali Linux 2025 Q2(rolling リポジトリ)
- 必要パッケージ:
sudo
権限、apt
コマンド - ネットワーク:公式ミラー(
http://http.kali.org/kali
)にアクセス可能であること
※ https 指定で 403 / 404 が発生する場合は後述の修正を行います。Kali Linux
2. 公式リポジトリからのインストール手順
2-1 パッケージリストを更新
sudo apt update
2-2 Neovim をインストール
sudo apt install neovim
ここで libtree-sitter0.22
などの依存関係で 404 エラーが発生した場合は、リポジトリ URL の確認と –fix-missing オプションによる再取得**を行います。
# sources.list が正しいか確認
cat /etc/apt/sources.list
# 公式推奨行(https ではなく http)
deb http://http.kali.org/kali kali-rolling main contrib non-free non-free-firmware
# 不一致があれば編集
sudo nano /etc/apt/sources.list
# 取得し直し
sudo apt update
sudo apt install --fix-missing neovim
依存関係が解決すれば nvim --version
で導入完了を確認できます。
3. Snap 版を利用する場合(急ぎで最新版が必要なとき)
Kali Linux には snapd が同梱されていないため、まず snapd を導入します。
sudo apt install snapd
sudo snap install nvim --classic
Snap 版は公式リポジトリより更新が早い反面、ストレージ使用量が増える点に注意してください。
4. AppImage 版を利用する場合(ポータブル運用)
Neovim プロジェクトは公式に AppImage を配布しています。
wget https://github.com/neovim/neovim/releases/download/v0.10.0/nvim-linux-x86_64.appimage
chmod u+x nvim-linux-x86_64.appimage
./nvim-linux-x86_64.appimage
/usr/local/bin
などに配置すればシステム全体で利用できます。
5. インストール後の基本操作確認
操作目的 | キー操作例 |
---|---|
ファイルを開く | nvim ファイル名 |
挿入モード開始 | i または a |
ノーマルモードへ | Esc |
保存して終了 | :wq Enter |
保存せず終了 | :q! Enter |
他エディタ(nano
や vim
)より高機能なプラグインシステムを備えているため、設定ファイル ~/.config/nvim/init.vim
(または init.lua
)にプラグインマネージャを導入すると作業効率が向上します。
6. トラブルシューティング早見表
症状 | 確認・対処 |
---|---|
404 Not Found で libtree-sitter 失敗 | apt update 実行後、sources.list が http 指定か確認 |
403 Forbidden | ミラーが https にリダイレクトされていないか確認し、http に修正 |
最新版が取得できない | Snap 版または AppImage 版を検討 |
sudo apt install neovim が止まる | sudo apt install --fix-missing neovim で再取得 |
7. まとめ
- 最も簡単なのは公式リポジトリ (
apt
) からの導入 - 依存関係エラーが出た場合は
sources.list
を見直し、apt update
→--fix-missing
で再試行 - 最新版を優先するなら Snap 版または AppImage 版が有効
- インストール後は
:help
コマンドで公式ドキュメントを参照し、基本操作を早めに習得することを推奨します。
参考文献
- Kali Linux 公式ドキュメント「Kali Network Repositories」
- Kali Linux Blog「The great non-free-firmware transition」
- Neovim Releases(AppImage / Tarball 配布ページ)