Wordで日付付きのテーブルを使っていると、「すでに過ぎた日付の行を削除したい」というケースがありますよね。
今回は、WordのVBAを使って、今日より前の日付が記載された行を自動で削除するコードをご紹介いたします。
目次
実現したいこと
- Wordの表(テーブル)で、1列目に日付、2列目に担当者という構成
- 「今日以前」の日付が入った行を削除して、最新の予定だけ残したい
- 日付形式は「2023年12月1日」などの日本語表記を使用
処理対象のテーブルイメージ
| 日付 | 担当者 |
|---|---|
| 2023年11月27日 | 森 |
| 2023年12月1日 | 小森 |
| 2023年12月11日 | 中森 |
| … | … |
この中から「11月27日」の行を削除したい、という目的です。
使用するVBAコード
以下のコードを実行すると、テーブルの2行目以降を上から確認し、今日以前の日付があれば行ごと削除します。
Sub UpdateTable()
Dim doc As Document
Set doc = ActiveDocument
Dim tbl As Table
Set tbl = doc.Tables(1) ' 最初のテーブルを対象
Dim i As Integer
For i = tbl.Rows.Count To 2 Step -1 ' 下から上へループ(2行目から)
Dim dateString As String
dateString = tbl.Cell(i, 1).Range.Text
dateString = Trim(Left(dateString, Len(dateString) - 2)) ' 改行コードを削除
' "yyyy年mm月dd日" → "yyyy/mm/dd" に変換
dateString = Replace(dateString, "年", "/")
dateString = Replace(dateString, "月", "/")
dateString = Replace(dateString, "日", "")
If IsDate(dateString) Then
If CDate(dateString) < Date Then
tbl.Rows(i).Delete
End If
End If
Next i
End Sub
コードのポイント解説
tbl.Rows.Count To 2 Step -1
→ 上から削除すると行番号がずれるため、下から削除する方式を採用Trim(Left(...))
→ Wordのテーブルセルには末尾に改行コードが含まれるため、必ず除去Replace("年", "/")などの置換
→ ExcelやVBAのCDate関数では「yyyy/mm/dd」形式の方が正しく日付変換できるIf CDate(dateString) < Date Then
→ 今日以前の日付かどうかをチェックして、該当すれば削除
注意点
- この処理は、最初のテーブル(Tables(1))が対象になります
他のテーブルを対象にしたい場合は、doc.Tables(2)などに変更してください - 1列目のセルに日付以外が入っている行があると、
IsDate()で判定されないためスキップされます - 削除対象は**あくまで「今日より前の日付」**です。「今日を含める」には条件を
<= Dateに変更してください
まとめ
Wordで予定表などを管理している場合、すでに終わった日付の行を手動で削除するのは手間がかかります。
VBAを使えば、ボタン1つで最新の行だけ残してテーブルを整理できます。
CDate + IsDateを使えば、日付判定が簡単に- 「年/月/日」に変換することで、日本語表記の扱いにも対応
- テーブル行の削除は下から処理するのが基本
業務報告書や管理表などに活用されている方は、ぜひお試しください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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