【Git】error: failed to push some refs to ” の原因と対処法【Heroku】

目次

はじめに

Herokuを使ってBotアプリを構築していた際、git pushを実行したところ、以下のようなエラーが発生しました。

error: failed to push some refs to ''

このエラーは、GitからHerokuリポジトリにコードをプッシュできなかったことを意味しています。
原因は複数考えられますが、私の場合は非常にシンプルなミスが原因でした。


原因:requirements.txtのファイル名のミス

HerokuでPythonアプリをデプロイする場合、プロジェクトのルートディレクトリにrequirements.txtファイルを置いておく必要があります。
このファイルには、使用しているライブラリやモジュールが一覧で記載されており、Heroku側が自動的にインストール処理を行います。

しかし私は、ファイル名を**requirement.txt(sがない)**として保存してしまっていました。
この小さなスペルミスが原因で、Herokuのビルドがうまくいかず、git push時にエラーが発生したようです。


解決方法:正しいファイル名に修正する

対応は簡単で、以下の手順で修正しました。

  1. プロジェクトディレクトリ内のファイル名を確認
  2. requirement.txtrequirements.txtに名前変更
  3. 再度、以下のコマンドを実行
git add .
git commit -m "Fix: correct requirements.txt filename"
git push heroku main

すると、エラーは出ずに無事Herokuへのプッシュとビルドが成功しました。


補足:Herokuの有料化について

余談ですが、Herokuが無料プランを廃止するというニュースもありました。
私はHerokuを使ってTwitter Botなどを動かしていたため、今回の変更には少し残念な気持ちがあります。

現在は代替手段として、RenderやRailway、Fly.ioなどの無料枠を提供しているサービスも検討中です。


まとめ

Gitでのerror: failed to push some refs to ''は、原因がさまざま考えられますが、
Herokuと組み合わせている場合は、**ビルドに必要なファイルの不備(特にrequirements.txt)**がないかをまず疑ってみてください。

ちょっとしたスペルミスでも大きなエラーにつながるため、確認は慎重に行いましょう。
同じようなエラーに悩んでいる方の参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人

私が勉強したこと、実践したこと、してることを書いているブログです。
主に資産運用について書いていたのですが、
最近はプログラミングに興味があるので、今はそればっかりです。

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