はじめに
Excelを使って集計作業をしていると、「〇が何個あるか数えたい」「×がいくつあるか知りたい」といったシンプルな集計が必要になる場面があります。
私自身も、出欠表や進捗管理表で同様の処理を行いたくなり、いくつかの関数を試した結果、COUNTIF関数
が最も適していると感じました。
今回は、Excelで“〇”や“×”といった文字を効率よくカウントする方法をご紹介いたします。
使用する関数:COUNTIF
Excelで特定の文字をカウントする場合は、COUNTIF
関数を使用します。
これは「指定した範囲の中に、条件に一致するセルがいくつあるか」を返す関数です。
例:E5〜E20に含まれる“〇”の個数を数える
以下のような数式をセルに入力します:
=COUNTIF(E5:E20,"〇")
この数式は、セル範囲E5〜E20の中に“〇”という文字がいくつあるかをカウントしてくれます。
同じように“×”を数えたい場合は、次のようにします:
=COUNTIF(E5:E20,"×")
他の関数との違い
当初、私も COUNT
関数 や LEN
関数 を試してみましたが、これらは数値のカウントや文字数のカウントには向いていても、特定の文字の出現回数を数える用途には不向きでした。
COUNTIF
は、文字列・数値のどちらにも対応しており、非常に柔軟に使える関数です。
応用のヒント
- 大文字・小文字は区別されずにカウントされます(例:“A”も“a”も同じと判定)
- ワイルドカード(
*
や?
)を使って部分一致にも対応できます - 条件に数値を指定することも可能です(例:
=COUNTIF(A1:A10,">=80")
)
まとめ
Excelで“〇”や“×”などの特定の文字を効率よくカウントするには、COUNTIF
関数が非常に便利です。
範囲と条件を指定するだけで、簡単に集計ができるため、日常的な業務にも大いに役立ちます。
私自身もチェックリストや進捗確認などに頻繁に活用しており、今ではなくてはならない関数の一つです。
少しでも参考になれば幸いです。