目次
使用環境
- Windows 10 Pro(バージョン:20H2)
- Excel バージョン:2108
経緯
Excelでセルに数式を入力した際、「#VALUE!」というエラーが表示されることがありました。
見た目が悪く、カレンダーや帳票作成時に支障が出るため、エラーが表示された場合に自動で空白にする方法を調べました。
今回は、その対策方法について学びました。
実施内容
IFERROR関数を使用する
「#VALUE!」エラーを空白にするために、IFERROR関数を使用しました。
実際に使用した数式は以下のとおりです。
=IFERROR(TEXT(R17,"aaaa"),"")
関数の解説
- IFERROR関数
書式:IFERROR(値, エラーの場合の処理)
第一引数に通常実行したい式、第二引数にエラーが発生した場合の代替処理を記述します。
この場合、
- 通常の処理(値) →
TEXT(R17,"aaaa")
- エラー発生時の処理 →
""
(空白)
という設定にしています。
つまり、「TEXT関数」で変換を試みて、もしエラーが出た場合は何も表示しない(空白にする)、という動作になります。
まとめ
今回は、Excelで「#VALUE!」エラーが発生した際に、空白を表示させる方法を学びました。
IFERROR関数を使うことで、エラーを見えなくし、表全体をすっきりと見せることが可能になります。
また、IFERROR関数はさらに複雑な分岐処理にも応用できるため、非常に便利な関数です。
興味のある方は、ぜひほかの場面でも活用してみてください。