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ローソク足パターンで精度の高い予測を
ローソク足チャートを使ったテクニカル分析では、単体のローソク足の形だけでなく、複数本の組み合わせを読むことが重要です。
2本以上の組み合わせによって、相場の転換シグナルが見えてきます。
今回は、代表的なパターンである**「はらみ線」**を中心に解説します。
「はらみ線」とは?基本パターンを理解する
「はらみ線」とは、前のローソク足の実体の中に、次のローソク足の実体がすっぽり収まる形のことを指します。
動きが小さくなったことを意味し、相場の転換点になりやすいとされています。
はらみ線の4パターン
- 陽の陽はらみ
- 陽の陰はらみ
- 陰の陽はらみ
- 陰の陰はらみ
それぞれ出現する局面によって、上昇・下落を見極めるヒントになります。
パターン別:売買シグナルの見方
陰の陽はらみ
- 状況:低値圏で大陰線の後、小さな陽線が出現
- 注目ポイント:次のローソク足
- 上寄りの陽線なら、上昇に転じる可能性大
陽の陽はらみ
- 状況:高値圏で大陽線の後、小さな陽線が出現
- 注目ポイント:
- 上昇の勢いが失速し、下落に転じるサイン
陽の陰はらみ
- 状況:上昇相場中に大陽線の後、小さな陰線が出現
- 注目ポイント:
- 翌日、上寄り陽線なら再上昇
- 下寄り陰線なら下落に転換
陰の陰はらみ
- 状況:下落相場中に大陰線の後、小さな陰線が出現
- 注目ポイント:
- 翌日、前日の陰線を包み込むような陽線が出れば買いシグナル
用語解説
上寄り・下寄りとは?
- 上寄り:始値が前日の終値より高い状態
- 下寄り:始値が前日の終値より低い状態
寄付きの動きで、その日の勢いを読み取ることができます。



