複利マジックってやばい
投資で「複利効果」「複利マジック」という言葉を聞いたことがありますか。それこそが資産運用を成功へと導いてくれる時間を使った長期投資の要です。
米国ETFや投資信託を購入すると、収益の配当金(ETFでは分配金)が支払われます。これを元本に組み立てて運用するのが再投資型(複利)と呼ばれる運用方法です。
これは会社経営でも同じです。税金を引いたときの利益の一部は、配当として投資家に還元します。さらに残った利益は会社に留保されます。会社に留保した利益は再投資をし、その投資からさらに利益が生まれます。
再投資型の複利での運用は、雪だるま式に利息が増えていき、投資期間が長くなるほどその効果が出ます。
一方、単利(再投資しない)で運用すると、配当は元本に組み入れずに毎年元本に対してだけ配当が支払われます。元本が一定であれば、毎年同じ額の配当が支払われることになります。
長期運用に適した米国株は複利マジックを体感することができる格好の投資対象といえます。
複利運用の落とし穴
複利運用は、投資機関のリターンが利回りがプラスであることが大前提です。投資した期間のリターンの利回りがマイナスだと複利の効果がマイナス方向に出て大きな損失が出てしまいます。投資信託やETFで運用した場合、必ずしもプラスのリターンが得られるとは限りません。
例えば、5%のリターンが5年、マイナス5%のリターンが5年続くと、元本100万円はいくらになると思いますか?
プラスリターンが5回で、マイナスリターンが5回なので、トントンと思った方が多いかもしれません。しかし、計算してみると、987,562円となり減っています。
このように複利運用する場合にはプラスのリターンが得られる可能性の高い投資商品を選ぶことが必須となります。
森は
私は今、コカコーラ 株を所有していますが、配当金は五千円弱とまだまだなので、早く複利マジックとやらを体験したいです。