ETFとは上場している投資信託のこと
ETF(Exchange Traded Funds)は、証券取引所に上場している投資信託です。
通常の投資信託は1日に1回だけ基準価額が決まりますが、ETFは株式と同じくリアルタイムで価格が変動し、自由なタイミングで売買することができます。
たとえば、東京証券取引所やニューヨーク証券取引所(NYSE)などに上場しており、株式と同様に取引開始から終了時間まで好きなタイミングで取引できます。
また、ETFの価格は市場で決まるため、需給によって日中も常に変動します。一方、通常の投資信託は基準価格が1日1回だけ決まり、売買はその価格でのみ成立します。
この違いにより、ETFはより機動的な運用ができるという特徴を持っています。
投資信託とETF、どちらを選ぶべきか?
米国株式市場に投資したい場合、投資信託とETFのどちらを選べばよいか悩む人も多いでしょう。
近年では、積み立てNISAの登場により、低コストな米国株投資信託が増え、手数料の差も小さくなっています。
ETFの特徴
- リアルタイムで売買できる
- 分配金が自動再投資できない(手動で再投資が必要)
- 一部証券会社(例:SBI証券)で定期買い付けが可能
投資信託の特徴
- 毎月の積立設定が簡単にできる
- 自動で分配金を再投資できる
- 手間がかからず初心者向き
これから米国株式投資を始めるのであれば、まずは米国株インデックスに連動する投資信託からスタートするのがおすすめです。
さらに、米国ETFは配当金に対してアメリカと日本で二重課税される問題がありますが、外国税額控除や国内投資信託では、二重課税調整制度により解消可能となっています。
【まとめ】ETFと投資信託、どちらもメリットあり!自分に合った選択を
ETFと投資信託にはそれぞれメリットとデメリットがあります。
一概にどちらが良いとは言い切れず、自分の投資スタイルや目標に合わせて選ぶことが大切です。
- リアルタイム売買・自分で運用したい人はETF
- コツコツ自動積立・手間をかけたくない人は投資信託
商品によってコストや税金面での違いもあるため、よく比較検討して、自分に合った最適な投資方法を選びましょう。