【SPYとは?】SPDR S&P500 ETFの特徴・メリット・注意点をわかりやすく解説

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ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ社の商品に興味を持ったきっかけ

ETF関連の書籍を読み進める中で、
運用会社ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ社の商品にも興味を持ちました。

そこで今回は、世界最大級のETFである
**SPY(SPDR S&P500 ETF)**について詳しく学びました。

SPY SPDR S&P500 ETFの概要

SPY(SPDR S&P500 ETF Trust)は、
S&P500種指数の価格・利回りパフォーマンスに連動する投資成果を目指すETFです。

この指数は、24の独立した産業グループにわたり選定された500銘柄で構成されており、
米国経済全体の動向を広範に反映しています。(資料:楽天証券)

基本情報

  • 基準価額(米ドル):325.08(2020年7月29日現在)
  • 純資産総額:2,744億5215万米ドル(2020年6月30日現在)
  • 経費率:0.09%

※いずれも楽天証券調べ

SPYの組入れ上位銘柄(2020年8月2日現在)

銘柄名業種保有比率(概算)
アップル(AAPL)テクノロジー・ハードウェア約6.40%
マイクロソフト(MSFT)ソフトウェア・サービス約5.75%
アマゾン・ドットコム(AMZN)小売約4.90%
フェイスブック(FB)メディア・娯楽約2.25%
アルファベット(GOOGL/GOOG)メディア・娯楽約3.25%(両銘柄合算)
ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)医薬品・ヘルスケア約1.42%
バークシャー・ハサウェイ(BRK)金融約1.41%
プロクター・アンド・ギャンブル(PG)消費財約1.20%
ビザ(V)決済サービス約1.19%

※参考:Bloomberg

GAFAMを中心とした世界的な大企業に分散投資できる点が大きな特徴です。

SPYを選ぶメリット

メリット1:世界最大のETF

SPYは、1993年にアメリカで初めて上場されたETFであり、
世界最大の純資産残高を誇るETFです。

  • 純資産残高:約2,700億米ドル(約22兆円)
  • 1日あたりの取引量:約2兆円以上

という圧倒的な流動性と規模を持っているため、
いつでも安心して売買できる点が大きな魅力です。

メリット2:運用コストが割安

SPYの**経費率は0.09%**と、
ETF全体の中でも非常に低水準に設定されています。

低コストで長期的に運用できるため、
資産形成において重要な「手数料負担の軽減」が期待できます。

メリット3:四半期ごとの配当金

SPYは、米国株式と同様に、

  • 四半期ごとの配当金支払い
  • 配当利回りは概ね1.5〜2.0%前後

という特徴があります。

インカムゲイン(配当収入)を重視したい投資家にも適した商品です。

SPYと1557(東証版SPDR S&P500 ETF)の違い

| 比較項目 | SPY | 1557(東証版) | |:–|:–| | 通貨建て | 米ドル建て | 円建て | | 上場市場 | NY証券取引所 | 東京証券取引所 | | 内容 | 同じS&P500連動型 | | 経費率 | 0.09% | 0.09% |

違いは、**通貨建て(ドル・円)上場市場(米国・日本)**のみです。
基本的な運用方針や中身は同一です。

ただし、1557は円建てのため、
為替変動リスクにも注意が必要となります。

SPYのデメリット

デメリット:価格の高さ

SPYの1株あたり価格は、2020年8月時点で325ドル前後と、
個人投資家にとってはやや高額に感じられる水準です。

(ただし、最近は一部証券会社で「株式の一部買付(Fractional Share)」が可能なケースも増えています。)

まとめ|SPYは王道のS&P500連動型ETF

今回は、**SPDR S&P500 ETF(SPY)**について学びました。

  • 世界最大の純資産規模
  • 長い実績と高い信頼性
  • 低コスト・四半期ごとの配当金あり

と、教科書的な優等生ETFであると改めて実感しました。

あらゆる書籍で「純資産残高が多いETFを選ぶべき」「運用コストが低いものを選ぶべき」と推奨されている通り、
SPYはまさに王道中の王道といえる存在です。

私自身、将来的にSPYも保有する予定ですが、
現在の価格(1株約325ドル)が高いと感じるため、タイミングを慎重に考えたいと思っています。

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この記事を書いた人

私が勉強したこと、実践したこと、してることを書いているブログです。
主に資産運用について書いていたのですが、
最近はプログラミングに興味があるので、今はそればっかりです。

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