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【C++】assert の使い方 | 実行時にプログラムの前提条件をチェックする方法
はじめに プログラミングでは、「この関数が呼ばれるとき、このポインタはNULLであってはならない」「この変数の値は、必ず正の数のはずだ」といった、コードが正しく動作するための前提条件が存在します。 C言語由来の <cassert> (C++では <cass... -
【C++】static_assert でコンパイル時にアサーションを行う方法
はじめに プログラミングでは、テンプレートや定数式など、プログラムの実行前(コンパイル時)に満たされているべき特定の前提条件があります。例えば、「テンプレート引数は必ず正の数でなければならない」「sizeof(int)は4バイトでなければならない」と... -
【C++】プログラムを終了させる4つの方法 (exit, quick_exit, terminate)
はじめに C++のプログラムは、通常はmain関数の最後まで実行され、return 0; によって正常に終了します。しかし、時にはプログラムの途中で、特定の条件に基づいて即座に終了させたい場合があります。 C++の標準ライブラリ <cstdlib> と <excepti... -
【C++】std::stringオブジェクトを構築(生成・初期化)する様々な方法
はじめに C++のstd::stringは、文字列を柔軟に扱うための非常に強力なクラスです。その柔軟性は、オブジェクトを生成する際の豊富なコンストラクタに支えられています。 空の文字列として生成するだけでなく、C言語スタイルの文字列リテラルから、あるいは... -
【C++】std::stringの基本操作 | 代入・連結・比較の方法をまとめて解説
はじめに C++の**std::string**クラスは、C言語スタイルのchar配列が抱える煩雑さや危険性を解消し、文字列を安全で直感的に扱えるように設計されています。まるでintやdoubleのような基本データ型のように、自然な構文で様々な操作が可能です。 この記事... -
PythonのPyPDF2でPDFを操作する基本(最新版)
この記事では、PythonでPDFファイルの読み込み、テキスト抽出、ページの結合・回転、暗号化といった基本的な操作を行うためのライブラリPyPDF2の最新の使い方について解説します。 注記:PyPDF2はバージョン3.0で大幅に更新されました。この記事では、古い... -
PythonのopenpyxlでExcelグラフを作成する方法
openpyxlライブラリでは、スプレッドシート内のデータに基づいて、棒グラフ、線グラフ、円グラフなどのグラフをプログラムで作成し、シートに追加することができます。この記事では、その基本的な手順を解説します。 1. 準備:データの作成とモジュールの... -
PythonのopenpyxlでExcelの行・列の調整、セルの結合、ウィンドウ枠の固定を行う
この記事では、Pythonのopenpyxlライブラリを使い、Excelワークシートの見た目を整えるための基本的な操作、具体的には行の高さと列の幅の調整、セルの結合と解除、そしてウィンドウ枠の固定について解説します。 行の高さと列の幅を設定する シートのrow_... -
【C++】std::stringの文字数を取得する.size()と.length()の使い方
はじめに C++でstd::stringを扱う際、その文字列に何文字含まれているかという「長さ」を取得したい場面は頻繁にあります。 この目的のために、std::stringクラスには .size() と .length() という2つのメンバ関数が用意されています。この記事では、これ... -
【C++】std::stringの文字列を空にする.clear()の使い方
はじめに C++でstd::stringを扱う際、ループ処理の中で同じstring変数を再利用する前など、「文字列の中身を一旦すべて削除して、空の状態に戻したい」という場面があります。 この目的のために、std::stringクラスには .clear() というメンバ関数が用意さ... -
【C++】std::stringが空かどうかを判定する.empty()の使い方
はじめに C++でstd::stringを扱う際、ユーザーからの入力が空だった場合や、処理の途中で文字列が空になったかどうかを判定したい場面は頻繁にあります。 この判定には、.empty() というメンバ関数を使うのが、最もシンプルで推奨される方法です。.empty()... -
【C++】std::stringをC言語関数(printf等)で使う方法 (.c_str, .data)
はじめに C++でプログラミングをする際、printfやmemcpy、あるいは古いライブラリの関数など、引数としてC言語スタイルの文字列(終端NULL文字 (\0) で終わる char 配列へのポインタ)を要求するものを使いたい場面が時々あります。 しかし、C++のモダンな... -
【C++】std::stringをイテレータで操作する方法(iterator, const_iterator)
はじめに C++のstd::stringは、内部的には文字のコンテナであり、std::vectorなどと同様に、その要素(個々の文字)にアクセスするためのイテレータを提供します。イテレータは、文字列内の特定の位置を指し示す、ポインタのように振る舞うオブジェクトで... -
【C++】std::string::substrで部分文字列を抽出する方法
はじめに C++でstd::stringを扱う際、「文字列の先頭から5文字だけ取り出したい」「3文字目から4文字分を抜き出したい」といった、部分文字列を抽出したい場面は非常に多くあります。 この目的のために、std::stringクラスには .substr() というメンバ関数... -
【C++】stoi, stod で文字列を数値に変換する方法
はじめに C++で、ユーザーが入力した "123" のような文字列を、計算で使える 123 という数値(intやdouble)に変換したい場面は非常に多くあります。 C++11では、この目的のために <string> ヘッダーに、stoX (string to X) と呼ばれる一連の便利な... -
【C++】std::to_stringで数値を文字列に変換する方法
はじめに C++で、計算結果の数値と、説明の文字列を連結して一つのメッセージを作成したい、という場面は頻繁にあります。C++では、std::stringオブジェクトと数値を + で直接連結することはできません。 この問題を解決するために、C++11では <string&... -
【C++】std::string::findで文字列を検索する方法とnposの使い方
はじめに C++のstd::stringで、「ある文字列の中に、特定のキーワードが含まれているか」を調べたい場面は非常に多くあります。この目的のために、std::stringクラスには**.find()**という強力なメンバ関数が用意されています。 .find()は、文字列の中から... -
【C++20】starts_with, ends_withで文字列の前方/後方一致を判定する方法
はじめに C++で、「ファイル名が _backup で終わっているか」「URLが https:// で始まっているか」といった、文字列の前方一致または後方一致を判定したい場面は頻繁にあります。 従来は、.substr() や .compare() といったメンバ関数を組み合わせて、少し... -
【C++17】boyer_moore_searcherで高速な文字列検索を行う方法
はじめに C++で、長い文字列の中から特定のパターン(部分文字列)を探し出す場合、標準ライブラリ<algorithm>のstd::search関数が利用できます。 C++17では、このsearch関数と組み合わせて使うための検索オブジェクト(searcher)が導入されました... -
【C++】std::regex_matchで正規表現を使って文字列のマッチングを行う方法
はじめに C++で、ユーザーが入力した文字列が「メールアドレスの形式に合っているか」「YYYY-MM-DDという日付の形式になっているか」といった、特定のフォーマット検証を行いたい場合があります。 C++11で導入された**<regex>ライブラリのstd::regex... -
【C++】std::regex_replaceで正規表現を使って文字列を置換する方法
はじめに C++で、「YYYY/MM/DD」という形式の日付文字列を、「YYYY年MM月DD日」という形式に変換したい、といった高度な文字列置換を行いたい場合があります。 C++11で導入された**<regex>ライブラリのstd::regex_replace**関数は、このような複雑な... -
PythonのopenpyxlでExcelの数式を書き込む・読み込む
openpyxlライブラリでは、セルに数値を書き込むだけでなく、=SUM(A1:A2)のようなExcelの数式を直接書き込むことも可能です。また、ファイルを読み込む際に、数式そのものを文字列として取得するか、計算された結果の値を取得するかを選択できます。 セルに... -
PythonのopenpyxlでExcelセルのフォントスタイルを設定する方法
Pythonのopenpyxlライブラリでは、openpyxl.stylesからインポートしたFontオブジェクトを使い、Excelセルのフォント名、サイズ、スタイル(太字、イタリック体)、色などを設定できます。 Fontオブジェクトのインポートと作成 セルのフォントスタイルを操... -
PythonのopenpyxlでExcelセルのフォントスタイルを設定する方法
この記事では、Pythonのopenpyxlライブラリを使い、Excelワークシートのセルのフォントスタイル(サイズ、太字、イタリック体、色など)をプログラムで設定する方法について解説します。 Fontオブジェクトのインポートと作成 セルのフォントスタイルを操作... -
Pythonとopenpyxlで既存Excelファイルのデータを更新する
この記事では、Pythonのopenpyxlライブラリを使い、既存のExcelスプレッドシートを読み込み、特定の条件に基いてセルの値を更新し、その結果を新しいファイルとして保存するという、実用的なデータ更新タスクの自動化について解説します。 1. 準備:更新対... -
PythonのopenpyxlでExcelファイルを作成・書き込みする基本
この記事では、Pythonのopenpyxlライブラリを使い、新しいExcelワークブックの作成、シートの追加・削除、セルへのデータ書き込みといった、基本的なExcelファイル書き出し操作について解説します。 1. 新しいExcelブックの作成と保存 openpyxl.Workbook()... -
PythonとopenpyxlでExcelデータを集計し、結果を再利用可能なファイルとして保存する
この記事では、openpyxlライブラリを使ってExcelスプレッドシートからデータを読み込み、そのデータを集計・加工してPythonの辞書に格納し、最終的にその結果を再利用可能な.pyファイルとして書き出す、という一連のデータ処理パイプラインの構築方法を解... -
PythonのopenpyxlでExcelファイルを読み込む基本
この記事では、Pythonで.xlsx形式のExcelファイルを操作するためのライブラリopenpyxlを使い、Excelブックを開いてシートやセルのデータを読み込む基本的な方法について解説します。 1. 準備:openpyxlのインストールとサンプルExcelファイル openpyxlはサ... -
PythonとSeleniumによるブラウザ自動操作入門(Selenium 4対応版)
この記事では、Pythonのseleniumライブラリを使い、ウェブブラウザの操作を自動化するための基本的な方法について解説します。ページの読み込み、要素の検索、クリック、フォームへの入力といった一連の操作を、最新のSelenium 4の構文に沿って説明します... -
PythonでGoogle検索結果を自動で開くコマンドラインツール
この記事では、Pythonを使い、コマンドラインから指定したキーワードでGoogle検索を行い、その上位いくつかの検索結果を自動的にブラウザの新しいタブで開く、という実用的なスクリプトの作成方法を解説します。 1. プロジェクトの概要と準備 このプロジェ...