Final Cut Proをお使いの方の多くは、ライブラリ(Library)の保存先が自動的に「ムービー」フォルダになっていることに気付かれているかと思います。しかしながら、編集作業の利便性やファイル管理の観点から、「デスクトップにライブラリを置きたい」と感じることもあるのではないでしょうか。
本記事では、Final Cut Proのライブラリをデスクトップに移動する手順と、macOSにおける「ムービー」フォルダのショートカット(エイリアス)を活用する方法について、わかりやすくご紹介いたします。
目次
Final Cut Proのライブラリをデスクトップに移動する手順
- Final Cut Proを終了する
編集中のプロジェクトがある場合は、アプリケーションをいったん終了させてください。 - 「ムービー」フォルダをFinderで開く
⌘ + Shift + H
を押してホームディレクトリを開くと、「ムービー」フォルダが表示されます。 - ライブラリファイル(.fcpbundle)をデスクトップへ移動
Finder上で、該当するライブラリファイル(例:MyProject.fcpbundle
)をドラッグ&ドロップでデスクトップに移動します。
※コピーでも可能ですが、容量が大きい場合は「移動」することをおすすめします。 - Final Cut Proで新しいライブラリを開く
Final Cut Proを起動し、「ファイル > ライブラリを開く > その他」から、デスクトップ上の.fcpbundle
を選択すれば完了です。
macOSで「ムービー」フォルダのエイリアス(ショートカット)を作成する方法
「ムービー」フォルダを毎回探すのが面倒な方や、アクセスをもっと簡単にしたい方には、「エイリアス」の作成をおすすめします。
エイリアスとは?
macOSにおける「エイリアス」とは、元のファイルやフォルダへの参照を行うショートカット機能です。Windowsでいう「ショートカット」と同等の機能であり、見た目はアイコンの左下に小さな矢印が付いているのが特徴です。
作成手順
- Finderで「ムービー」フォルダを表示
ホームディレクトリ(⌘ + Shift + H
)からアクセスできます。 - 「ムービー」フォルダを右クリックし、「エイリアスを作成」を選択
同じ場所に「ムービーのエイリアス」という名前のファイルが作成されます。 - 作成されたエイリアスをデスクトップに移動
以後は、このエイリアスをダブルクリックすることで、いつでも「ムービー」フォルダに素早くアクセスできます。
エイリアスを活用するメリット
- 実体のファイルやフォルダに影響を与えずに操作可能
- 元の場所を移動しても追跡して開くことが可能(高い柔軟性)
- Macの操作に不慣れな方でも簡単に使える
まとめ
Final Cut Proのライブラリをデスクトップに移動することで、編集作業の導線をより効率化できます。また、「ムービー」フォルダへのアクセスを簡単にするエイリアス機能は、macOSを使いこなす上で非常に便利な機能です。
ファイル整理や作業効率の向上を目指す方は、ぜひ今回ご紹介した方法をお試しください。