【初心者向け】Linuxのcatコマンドとは?ファイルの中身を簡単に表示する方法

LinuxやRaspberry Piなどの環境で作業をしていると、「cat」というコマンドを目にすることがあります。
本記事では、初心者の方にも分かりやすく、catコマンドの意味や使い方を丁寧に解説いたします。


目次

cat コマンドとは?

cat(キャット)コマンドは、LinuxやUnix系のOSにおいて、ファイルの内容を表示したり、複数のファイルを結合したりするためのコマンドです。

もともと「concatenate(連結する)」という英単語から名付けられており、複数のファイルを連続して出力する用途でも使用されますが、**最もよく使われるのは「ファイルの中身を表示する」**という場面です。


基本的な使い方

もっとも基本的な使い方は以下のとおりです。

cat ファイル名

たとえば、test.txtというファイルの中身を表示したい場合は、次のように入力します。

cat test.txt

これだけで、ファイルの内容がターミナル画面に表示されます。


実用例:設定ファイルの中身を確認する

Raspberry Piでアクセスポイントを設定する際に使用される hostapd.conf の中身を確認したいときは、次のように入力します。

cat /etc/hostapd/hostapd.conf

このコマンドを実行することで、設定に誤りがないか確認することができます。特にスペルミスや空白行が原因でサービスが起動しない場合など、原因を突き止めるうえで cat は非常に役立ちます。


複数ファイルの表示(連結)にも使える

catは複数のファイルをまとめて表示することも可能です。

cat file1.txt file2.txt

このように書くことで、file1.txtfile2.txtの内容が続けて表示されます。


注意点

  • catコマンドは表示専用です。ファイルの編集はできません。
  • 内容が長すぎるファイルは、一気にスクロールされてしまうため、lessmoreなどのコマンドと組み合わせて使うのがおすすめです。

まとめ

項目内容
コマンド名cat(キャット)
主な用途ファイルの中身を表示する、複数ファイルを結合する
利用場面設定ファイルの確認、ログのチェックなど

cat コマンドは、Linuxにおける最も基本的かつ便利なコマンドのひとつです。
特に設定作業やトラブルシューティングの際には、中身の確認ツールとして欠かせません。
これからLinuxやRaspberry Piを使いこなしていきたい方は、ぜひこの機会にcatの使い方を覚えておきましょう。

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この記事を書いた人

私が勉強したこと、実践したこと、してることを書いているブログです。
主に資産運用について書いていたのですが、
最近はプログラミングに興味があるので、今はそればっかりです。

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