最近、Instagram(インスタグラム)上で「著作権違反の疑いがある」という内容の**フィッシング詐欺DM(ダイレクトメッセージ)**が確認されています。特に、アカウント名が「support._____.center」という、いかにもInstagramのサポートを装ったものが報告されています。
本記事では、実際に届いたDMの全文と、なぜそれが詐欺なのか、また今後の対処法について詳しくご説明いたします。
以下は私に届いたDMのスクショです。

実際に届いたInstagramの詐欺DMの内容
以下は、筆者が実際に受け取ったDMの内容です。アカウント名は「support._____.center」で、まるでInstagramの公式サポートのような印象を与えます。
「こんにちは!投稿の所有者から、あなたのアカウントで共有された投稿について
著作権上の懸念があるとの苦情がありましたので、このメッセージをお送りしました。異議申し立てフォームをご用意いたしました。このアカウントの所有者であることを確認させていただくため、いくつかの手順をご案内いたします。ご不明な点がございましたら、24時間以内にこのアカウントを無効化させていただきます。「こんにちは」とご返信いただければ、このアカウントの所有者であることを確認させていただきます。このメッセージを無視されますと、アカウントが無効化されますのでご注意ください。」
一見すると、公式の問い合わせのように見える文面ですが、これは明らかに詐欺目的のフィッシングメッセージです。
なぜこのDMが詐欺なのか?その理由
このDMが詐欺である理由は以下の通りです。
1. アカウント名がInstagram公式を装っている
「support._____.center」というアカウント名は、公式サポートを装っていますが、Instagram公式とは無関係です。アカウント名に「support」や「center」と含めて、信頼性を偽装している典型的な詐欺アカウントです。
2. Instagramは基本的にDMで通知をしない
Instagramでは、著作権侵害やポリシー違反に関する通知は、公式アプリ内の通知センターや登録メールアドレスを通じて行われます。DMを通じた通知は基本的にありません。
3. 「返信を促す」「時間制限を強調する」など、心理的圧力をかけてくる
詐欺メッセージは、「24時間以内」「このメッセージを無視するとアカウントが無効化される」といった緊急性を強調し、冷静な判断を奪おうとします。
対応方法:このようなDMが届いたら
● 絶対に返信しない
「こんにちは」などと返信することで、個人情報の入力を誘導される危険があります。返信は厳禁です。
● URLが添付されていても、絶対にクリックしない
リンク先はInstagram風の偽ログインページであることが多く、IDやパスワードを盗まれる可能性があります。
● アカウントを「報告」して「ブロック」する
Instagramには、スパムやなりすましアカウントを報告する機能があります。届いたDMは無視し、該当アカウント(support._____.center)を報告・ブロックしてください。
まとめ:Instagramの詐欺DMにご注意を
「support._____.center」のような詐欺アカウントからのDMは、公式を装って個人情報を盗み取ることを目的としたフィッシング詐欺です。
Instagramでは、基本的に重要な連絡をDMで行うことはありません。
不審なDMが届いた場合は、冷静に無視し、報告・ブロックすることが最善の対応です。
被害を防ぐためにも、このような情報は多くの方と共有し、インターネット上での安全意識を高めていきましょう。