目次
経緯
外部のCSVファイルを読み込んで処理を行う中で、セルに含まれている文字列から一部の情報だけを抽出したいという場面がありました。
具体的には、CSVファイルのA1セルに「日付:20240831」という文字列が入っており、そこから**「20240831」だけを取得したい**というニーズです。
そのため、VBAで:(コロン)を区切り文字として分割し、必要な部分だけを抽出するマクロを作成しました。
マクロの仕様と処理の流れ
このマクロは以下のように動作します。
- CSVファイルを選択するダイアログが表示される
- 選択したCSVのA1セルの文字列(例:
日付:20240831)を取得 :で分割し、右側の値(この場合は日付)だけを取り出す- メッセージボックスで抽出結果を表示
VBAコード
以下が、実際に使用したコードです。
Private Sub 文字列を区切る()
With Application
.ScreenUpdating = False
.EnableEvents = False
.Calculation = xlCalculationManual
End With
Dim csvFileName As Variant
Dim csvWB As Workbook
Dim rawDateStr As String
Dim extractedDate As String
' CSVファイルの選択
csvFileName = Application.GetOpenFilename(FileFilter:="CSV Files (*.csv), *.csv", Title:="CSVファイルを選択してください。")
If csvFileName = "False" Then
MsgBox "処理を中断しました。", vbInformation
Exit Sub
End If
' CSVファイルを開いて処理
Set csvWB = Workbooks.Open(Filename:=csvFileName)
' A1セルの文字列を取得(例:"日付:20240831")
rawDateStr = csvWB.Sheets(1).Cells(1, 1).Value
' ":"で区切り、後半部分(日付)を抽出
extractedDate = Trim(Split(rawDateStr, ":")(1))
MsgBox extractedDate
With Application
.ScreenUpdating = True
.EnableEvents = True
.Calculation = xlCalculationAutomatic
End With
End Sub
注意点と補足
- 区切り文字は**「:」(全角)に設定しています。CSVファイル内の文字が全角コロン**であることを確認してください。
※半角「:」で区切られている場合は、Split(rawDateStr, ":")(1)に変更してください。 Split()関数は、文字列を指定した区切り記号で分割し、配列で返します。Trim()は文字列の前後の空白を削除します。
応用例
Name:山田太郎のような形式の文字列から「山田太郎」だけを取得したい場合にも応用できます。- CSVファイル以外でも、Excelシート上の任意セルにあるデータに対して同様の処理が可能です。
まとめ
- VBAの
Split()関数を使えば、指定文字で文字列を簡単に分割できる - CSVファイルの中の特定情報だけを自動的に抽出したい場合に便利
- ファイル選択から読み込み・処理までを1つのマクロで完結できる
定型フォーマットのCSVデータから必要な情報だけを取り出したい場面で、このマクロは非常に有用です。
参考になれば幸いです。
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