経緯
PythonでExcelファイルを自動操作したいと思い、openpyxl
ライブラリを使ってセルのフォントサイズを変更する方法を学習しました。
今回は、「セルに文字を入力し、あわせてフォントサイズも変更する」というシンプルな例を通して、手順をご紹介いたします。
フォントサイズを変更するにはFontを使う
フォントサイズを指定するには、openpyxl.styles
モジュールからFont
クラスをインポートし、
サイズを引数で設定したFontオブジェクトをセルに適用する必要があります。
以下は、「セルA1にHello World!
という文字列を入力し、フォントサイズを14に設定する」例です。
from openpyxl import Workbook
from openpyxl.styles import Font
# ワークブックを作成する
wb = Workbook()
# ワークシートを取得する
ws = wb.active
# フォントサイズを指定してFontオブジェクトを作成する
font = Font(size=14)
# セルA1に値を設定し、フォントを適用する
cell = ws['A1']
cell.value = 'Hello World!'
cell.font = font
# ファイルを保存する
wb.save('sample.xlsx')
コードの解説
・Font(size=14)
の14
はフォントサイズを意味しており、任意の大きさに変更可能です。
たとえば、Font(size=20)
とすれば20ポイントの文字サイズになります。
・cell.font = font
とすることで、定義したフォントスタイルをセルに適用しています。
サイズだけでなく、フォント名、太字、斜体、色なども同様に設定可能です(例:Font(name='Arial', bold=True, size=12)
)。
・この方法では、セル単位でフォントを個別に調整できるため、細かな書式設定が求められる帳票などにも応用できます。
まとめ
Pythonのopenpyxl
ライブラリを使えば、Excelファイルのセルに入力する文字のフォントサイズを簡単に変更できます。Font(size=数値)
でフォントサイズを定義し、それをセルに適用することで柔軟に書式設定が可能です。
自動レポートや帳票出力などで、読みやすさや見た目を整える際に役立つ機能ですので、ぜひ活用してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。