Pythonのコードを短くする累算代入演算子(+=など)の使い方

Pythonでプログラミングをしていると、ある変数の現在の値を使って計算し、その結果を同じ変数に再代入する、という操作は非常に頻繁に発生します。

score = 100
score = score + 5 # scoreに5を加える

このようなコードを、より短く、より直感的に書くための便利なショートカットが累算代入演算子です。この記事では、その基本的な使い方を解説します。


目次

累算代入演算子とは?

累算代入演算子は、計算と代入を一つの演算子で同時に行うためのものです。例えば、score = score + 5というコードは、+=演算子を使うと以下のように書き換えられます。

score = 100
score += 5 # score = score + 5 と同じ意味

print(score) # 出力: 105

コードが短くなるだけでなく、「score5を加える」という意図がより明確になります。


主な累算代入演算子

数値計算でよく使われる累算代入演算子には、以下のようなものがあります。

演算子等価なコード
+=x += 5x = x + 5
-=x -= 5x = x - 5
*=x *= 5x = x * 5
/=x /= 5x = x / 5
%=x %= 5x = x % 5

数値での使用例

# ポイントを管理する変数
points = 50

points += 10  # 10ポイント追加
print(f"ポイント追加後: {points}") # 出力: 60

points -= 5   # 5ポイント使用
print(f"ポイント使用後: {points}") # 出力: 55

points *= 2   # ポイント2倍
print(f"ポイント2倍後: {points}")  # 出力: 110

文字列での使い方

累算代入演算子は、数値だけでなく文字列にも使えます。特に+=は、文字列の連結(結合)で頻繁に利用されます。

# メッセージを作成
message = "Good "
message += "morning!"

print(message) # 出力: Good morning!

# さらに追加
message += " Have a nice day."
print(message) # 出力: Good morning! Have a nice day.

forループの中で少しずつ文字列を組み立てていく際などに、この+=は非常に役立ちます。


まとめ

今回は、コードを簡潔にするための累算代入演算子について解説しました。

  • x = x + yのようなコードは、x += yと短く書くことができます。
  • +=, -=, *=など、多くの算術演算子に対応しています。
  • 数値計算だけでなく、文字列の連結などにも利用でき、非常に便利です。

これらの演算子を使いこなして、より効率的で読みやすいコードを目指しましょう。

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この記事を書いた人

私が勉強したこと、実践したこと、してることを書いているブログです。
主に資産運用について書いていたのですが、
最近はプログラミングに興味があるので、今はそればっかりです。

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