Gemini利用時に「エラー発生しました(13)」と表示される原因と解決方法

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「エラー発生しました(13)」の技術的な意味

GeminiなどのAIチャットサービスを利用している際に、「エラー発生しました(13)」というメッセージが表示され、応答が生成されなくなるケースがあります。

この「13」という数字は、Googleのサービス内部で通信に使用されている「gRPC」というプロトコルのステータスコードである可能性が高いです。具体的には Status Code 13: INTERNAL を指します。

公式ドキュメントにおける定義を参照すると、これは「内部エラー」に分類されます。基盤となるシステムで想定されている不変条件が破損した場合などに発生するエラーであり、ユーザーの入力内容やネットワーク環境の問題ではなく、サーバー側で処理が正常に完了できなかったことを示唆しています。

解決策:チャットを新しく作り直す

今回のケースでは、**「チャット(スレッド)を新規作成する」**ことで問題が解決しました。

原因として考えられるのは、**「1つのチャットセッションにおける会話量が長すぎたこと」**です。

AIモデルには、一度に処理できる情報の量(コンテキストウィンドウ)や、メモリリソースに物理的な限界があります。長期間にわたって同じスレッドで会話を続け、膨大なテキストデータが蓄積されると、AIが過去の文脈を全て参照して回答を生成する処理が追いつかなくなります。その結果、サーバー側でタイムアウトやメモリ不足が発生し、システムがクラッシュして「内部エラー(13)」が返される状態となります。

もし同様のエラーに遭遇した場合、ブラウザの再読み込みで直らないようであれば、現在の会話スレッドの使用を中断し、新しいチャットルームを作成することをお勧めします。これによってコンテキストがリセットされ、正常に動作するようになります。

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この記事を書いた人

私が勉強したこと、実践したこと、してることを書いているブログです。
主に資産運用について書いていたのですが、
最近はプログラミングに興味があるので、今はそればっかりです。

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