C++のif ~ else文
は、条件によって処理を分けるための基本構文です。本記事では、数値の入力に応じて異なるメッセージを表示するシンプルなプログラムを通じて、その仕組みと注意点をわかりやすく解説いたします。
目次
サンプルコード(C++)
以下のコードは、入力された数値が特定の値と一致するかどうかを判定し、結果に応じてメッセージを出力する例です。
#include <iostream>
using namespace std;
int main()
{
int number;
cout << "好きな数字を入力してください。" << endl;
cin >> number;
if (number == 7) {
cout << "ラッキーセブンが入力されました。" << endl;
}
else {
cout << "7以外の数字が入力されました。" << endl;
}
return 0;
}
コードの解説
このプログラムでは、次のような処理を行っています。
- 変数
number
に、ユーザーが入力した整数を格納します。 if
文によって、変数number
が7
と等しいかどうかを判定します。- 一致した場合は
"ラッキーセブンが入力されました。"
と表示されます。 - 一致しなかった場合は
else
ブロックの処理が実行され、"7以外の数字が入力されました。"
と表示されます。
if ~ else文のポイント
if
の条件が 真(true) の場合は、if
に続くブロックの処理が実行されます。false
の場合は、else
に続くブロックが代わりに実行されます。- どちらか一方のブロックのみが実行されるため、排他的な処理が必要な場合に適しています。
応用例:複数の条件がある場合
複数の条件を扱いたい場合は、else if
を用いることで対応可能です。
if (number == 7) {
cout << "ラッキーセブンです。" << endl;
}
else if (number == 3) {
cout << "スリーが入力されました。" << endl;
}
else {
cout << "それ以外の数字です。" << endl;
}
まとめ
if ~ else文
は、プログラムの条件分岐処理において非常に重要な基本構文です。if
の条件が成り立たない場合に備え、else
によって別の処理を用意しておくことで、あらゆる入力に対応できます。- 複数の条件を段階的に評価したい場合には、
else if
の使用を検討しましょう。
このような分岐処理を適切に設計することで、プログラムの柔軟性と安定性が大きく向上します。