目次
概要
本稿では、二つの整数に対して加算・減算・乗算・除算・剰余を実行し、各演算子の出力結果を確認するサンプルを示します。std::cout
へ式を直接渡す手法により、演算と表示を一行で完結させ、処理の流れを明確に把握できる構成としております。
サンプルコード
// 二つの整数に各種演算子を適用し結果を表示するサンプル
#include <iostream>
int main(int /*argc*/, char* /*argv*/[])
{
int valueP = 15;
int valueQ = 4;
std::cout << "valueP と valueQ に各演算子を適用します。" << '\n';
std::cout << "valueP + valueQ は " << valueP + valueQ << " です。" << '\n';
std::cout << "valueP - valueQ は " << valueP - valueQ << " です。" << '\n';
std::cout << "valueP * valueQ は " << valueP * valueQ << " です。" << '\n';
std::cout << "valueP / valueQ は " << valueP / valueQ << " です。" << '\n';
std::cout << "valueP % valueQ は " << valueP % valueQ << " です。" << '\n';
return 0;
}
コード解説
行 | 説明 |
---|---|
2 | #include <iostream> で標準入出力ストリームを有効化します。 |
4 | main 関数がエントリーポイントで、未使用引数はコメント化し警告を抑止します。 |
6 | int valueP = 15; により整数型変数へ初期値を設定します。 |
7 | int valueQ = 4; により二つ目の変数を宣言し初期値を設定します。 |
9 | 加算以外の演算も含め、各結果を std::cout で連続出力します。 |
14 | return 0; はプログラムの正常終了を示します。 |
応用
複合代入演算子(+=
や *=
など)を用いると、変数の更新を簡潔に記述できます。また、浮動小数点型で除算を行う場合は、結果が整数で切り捨てられないよう型変換を事前に検討する必要があります。大量の演算を行う際は、配列や std::vector
とループ構造を組み合わせ、同一処理を効率的に適用すると実装が容易になります。
まとめ
本サンプルでは、二つの整数に五つの算術演算子を適用し、その結果を順に出力しました。演算を直接 std::cout
へ渡すことで、コードを簡潔に保ちながら各演算子の動作確認が可能です。今後は複合代入演算子や浮動小数点演算を取り入れ、より柔軟な数値処理へ発展させてください。