Excel VBA で指定列を基準に範囲を昇順ソートする方法【簡単マクロ】

目次

概要

本記事では、Excel VBA を用いて 任意の範囲を特定列で昇順に並べ替えるマクロ をご紹介いたします。シート上での手作業を省き、再現性の高いデータ整理を実現できます。


前提条件

項目内容
対応 ExcelMicrosoft 365 または 2016 以降
マクロの配置先標準モジュール
対象データ見出し行を含むテーブル形式

サンプルコード

以下のコードを標準モジュールに貼り付けて実行してください。セル範囲や列番号は例示用に変更してありますので、そのままご利用いただけます。

Sub SortByTargetColumn()

    Dim tgtRange As Range      ' ソート対象範囲

    ' 見出しを含む表全体を取得(開始セル D4)
    Set tgtRange = Range("D4").CurrentRegion

    ' B 列(表内では 2 列目)を昇順で並べ替え
    With tgtRange
        .Sort key1:=.Columns(2), _
              Order1:=xlAscending, _
              Header:=xlYes
    End With

End Sub

コードのポイント

説明
6Range("D4").CurrentRegion で見出し行を含む表全体を自動選択しております。開始セルは業務に合わせて変更可能です。
9–12Sort メソッドを使用し、表の 2 列目(.Columns(2)) を昇順 (xlAscending) で並べ替えています。Header:=xlYes で見出し行を保持したままソートを実行いたします。

応用例

目的実装例
降順ソートに切り替えたいOrder1:=xlDescending に変更します。
複数キーでソートしたいKey2:=.Columns(3), Order2:=xlAscending などを追記します。
動的に列番号を取得したいApplication.Match("列名", tgtRange.Rows(1), 0) で列位置を取得し、Columns(取得値) を指定します。

よくある質問

質問回答
表の最後に空白行があるとソートされません。CurrentRegion が空白行で切れてしまうため、空白行を削除するか範囲を手動指定してください。
見出し行が無い場合の設定方法は。Header:=xlNo に変更し、行全体がデータ行であることを前提としてください。

まとめ

VBA の Sort メソッドを活用することで、特定列を基準とした並べ替えをワンクリックで実行できます。まずは本サンプルを実行し、目的の列で正しく昇順ソートされることをご確認ください。業務データに合わせて開始セルや列番号を調整し、作業効率向上にお役立ていただければ幸いです。

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この記事を書いた人

私が勉強したこと、実践したこと、してることを書いているブログです。
主に資産運用について書いていたのですが、
最近はプログラミングに興味があるので、今はそればっかりです。

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