ネットワーク経由で使える便利な保存場所「NAS」とは?ラズパイでの構築も可能です

家庭や職場で複数のパソコンやスマートフォンを使っていると、「データの保存場所を一元化したい」「どこからでもアクセスできるようにしたい」と感じる場面があるのではないでしょうか。そんなニーズに応えるのが、**NAS(ナス)**と呼ばれる「ネットワーク接続型ストレージ」です。

NASとは?

NASは「Network Attached Storage」の略で、日本語では「ネットワーク接続型ストレージ」と訳されます。簡単に言えば、LAN(ローカルネットワーク)を通じてアクセスできるハードディスクのようなものです。

一般的な外付けHDDやUSBメモリは、一台のパソコンに直接接続して使うものですが、NASはネットワークに接続されているため、複数のデバイスから同時にアクセスすることが可能です。ファイルの保存・共有・バックアップに最適であり、家庭内だけでなく小規模オフィスでも活用されています。

NASの主な特徴

  • ネットワーク経由でファイルを共有可能
    同じWi-Fiに接続していれば、家族のパソコンやスマホから同じファイルを開くことができます。
  • 常時稼働の小型サーバーとして利用可能
    内部にはLinuxベースのOSが搭載され、ファイルサーバーやメディアサーバー、クラウド同期機能なども備えています。
  • 外出先からもアクセス可能(設定次第)
    ルーターの設定やクラウド連携を行えば、インターネット越しにNASへアクセスすることも可能です。

ラズベリーパイで自作NASを構築することも可能

市販のNAS製品も多くありますが、**ラズベリーパイ(Raspberry Pi)**を使って、自分でNASを構築することもできます。たとえば、オープンソースの「Samba(サンバ)」を導入すれば、Windowsと同じようなファイル共有機能を構築可能です。

ラズパイにUSB接続のHDDやSSDを追加し、ネットワーク設定を行うことで、低コストかつ柔軟性のあるオリジナルNASを作ることができます。IT学習やサーバー構築の第一歩としてもおすすめです。


このように、NASはデータ管理や共有を効率化する強力なツールであり、ラズパイの活用によって手軽に構築できる点も大きな魅力です。パソコンやスマホでのデータ整理に悩んでいる方は、ぜひNASの導入を検討されてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

私が勉強したこと、実践したこと、してることを書いているブログです。
主に資産運用について書いていたのですが、
最近はプログラミングに興味があるので、今はそればっかりです。

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