この記事では、実際にメルカリで文庫本を販売した際の収支について、具体的な数字を使って説明します。低価格の商品をメルカリで売ると、実際どれくらいの利益になるのか気になっている方は参考にしてください。
販売した文庫本の価格設定
メルカリで出品したのは普通の文庫本1冊です。
販売価格は「300円」としました。
メルカリの販売手数料(10%)
メルカリでは販売手数料が一律10%かかります。
今回の文庫本の売却価格は300円のため、
- 300円 × 10% = 30円
販売手数料として30円が引かれます。
文庫本の送料(ネコポス・ゆうパケットの場合)
文庫本を発送する際に利用することが多い発送方法に、『ネコポス』『ゆうパケット』があります。これらは全国一律230円で発送できます。
今回もこれを利用したため、送料は230円かかりました。
梱包材(クッション封筒)の費用
今回、文庫本の梱包に利用した資材は「ネコポス・ゆうパケット用クッション封筒」です。
購入したのは5枚セットで250円のもの。
1枚あたりの費用は以下の通りです。
- 250円 ÷ 5枚 = 50円(1枚あたり)
梱包材費用として50円かかりました。
実際にかかった費用の合計を計算
ここまでにかかった費用をまとめると、以下のようになります。
- 販売手数料:30円
- 送料(ネコポス・ゆうパケット):230円
- クッション封筒費用:50円
合計:310円
結果:販売価格よりも費用の方が高くなった
文庫本の販売価格は300円でしたが、実際にかかった費用は310円です。
収支を計算すると以下のようになります。
- 販売価格300円 - 合計費用310円 = マイナス10円
つまり、文庫本をメルカリで300円で販売した結果、「10円の赤字」になりました。
低価格でメルカリ出品を検討する際のポイント
低価格帯の商品をメルカリで販売する場合、
手数料(販売価格の10%)、送料、梱包材費用が発生するため、
利益を残すにはある程度価格を上げるか、
または複数冊をまとめて販売するなどの工夫が必要になります。
今回のように文庫本を単品で300円という低価格で売った場合、
上記のような費用により、赤字になってしまう可能性があります。
低価格帯の商品を売る際には、販売価格を決める時点で、
しっかり費用計算を行うことが必要です。
以上が、メルカリで文庫本を300円で販売した際に、手数料・送料・梱包費用を差し引いた結果、10円の赤字となった実際の内訳になります。
これからメルカリを使って文庫本などを販売しようと考えている方は、ぜひ事前の参考としてお役立てください。