Excelでグラフを作成した際、凡例が正しく表示されないことがあります。「データの選択」画面では4つの系列があるのに、実際のグラフには3つしか表示されない、といった状況が発生することがあります。
今回は、Excelの凡例が表示されないときの解決方法を最初に説明し、その後、考えられる原因について詳しく解説します。
目次
Excelの凡例が表示されないときの解決方法
実際にこの問題が発生した際に、次の方法で解決しました。
- 凡例を一度削除する
- グラフ上の凡例をクリックし、
Deleteキーで削除する
- グラフ上の凡例をクリックし、
- 凡例を再追加する
- 「グラフのデザイン」→「グラフ要素の追加」→「凡例」→「下」
この操作を行うことで、消えていた凡例が再び表示されました。
凡例が表示されない原因
凡例が正しく表示されない場合、以下のような原因が考えられます。
1. データが空白またはゼロになっている
グラフの系列データがすべて空白またはゼロの場合、その系列が凡例にも表示されないことがあります。
対処方法:
- グラフの元データを確認し、該当する系列の数値がすべて空白やゼロになっていないかチェックする
- 「データの選択」→「系列の編集」で、データ範囲を確認する
2. データの範囲が適切でない
「データの選択」画面では系列が4つ登録されていても、X軸やY軸のデータ範囲が異なっていると、グラフに正しく表示されないことがあります。
対処方法:
- 各系列の「X値」「Y値」の範囲が適切か確認する
- データがX軸の範囲外になっていないかをチェックする
3. グラフの種類が影響している
異なる種類のグラフ（組み合わせグラフなど）を使用していると、一部の系列が凡例に表示されないことがあります。
対処方法:
- 「グラフの種類の変更」を開いて、すべての系列が適切なグラフの種類になっているか確認する
4. データが非表示になっている
Excelのフィルター機能でデータが非表示になっている場合、その系列の凡例も表示されません。
対処方法:
- グラフの元データがフィルターで非表示になっていないかチェックし、フィルターを解除する
5. 凡例の設定が変更されている
手動で凡例の一部を削除すると、その系列の凡例が消えてしまうことがあります。
対処方法:
- 凡例を一度削除し、再度追加する
まとめ
Excelで凡例が表示されない場合は、まず凡例を削除して再追加する方法を試してみると解決することが多いです。
また、以下の原因も考えられるため、必要に応じてチェックしてみてください。
- データが空白やゼロになっていないか
- データ範囲が正しく設定されているか
- グラフの種類が適切か
- フィルターが適用されていないか
Excelの凡例表示トラブルに悩んでいる方は、これらの方法を試してみてください。
