目次
概要
Kali Linuxを使っていると、少し放置しただけで自動的にスリープ状態(スリーブ)になってしまうことがあります。
これにより、作業が中断されたり、再ログインが必要になったりして、地味にストレスになります。
そこで今回は、Kali Linuxでスリープ状態に入らないようにするコマンドをご紹介します。
とてもシンプルで、1行のコマンドだけで対応可能です。
スリープを無効化するコマンド
以下のコマンドをターミナルで実行してください。
xset s off
このコマンドの意味
xset
:ディスプレイに関する設定を制御するコマンドs
:スクリーンセーバー(screen saver)関連の設定を意味しますoff
:スクリーンセーバーを無効にする
このコマンドにより、一定時間無操作でも画面がスリープ状態にならなくなります。
注意点と補足
- この設定は 一時的なもので、再起動すると元に戻る場合があります
→ 恒久的に無効化したい場合は、~/.xprofile
やスタートアップスクリプトに追記する必要があります - ディスプレイ電源の制御まで完全に止めたい場合は、以下のように追加設定することもあります:
xset -dpms # Display Power Management Signalingを無効化
xset s off # スクリーンセーバー無効化
xset s noblank # 画面を黒くする機能も無効化
まとめ
- Kali Linuxでは、少しの放置ですぐにスリープに入る設定がデフォルトの場合がある
xset s off
を使えば、スクリーンセーバーを無効化し、スリープ状態を防げる- 必要に応じて
xset -dpms
やxset s noblank
も併用するとより効果的 - 起動時に自動で適用したい場合は、スタートアップに組み込むのがおすすめ
Kali Linuxを快適に使いたい方にとって、この設定は覚えておくと非常に便利です。
ここまでお読みいただきありがとうございました。参考になれば幸いです。