概要
Raspberry Pi(ラズパイ)でプログラムを触っていた際に、パッケージ内で見慣れない拡張子「.po」に出会いました。
調べてみたところ、これはソフトウェアの多言語化に使われる翻訳ファイルであることが分かりました。
本記事では、「.po」ファイルの用途や構成、関連するディレクトリ構造について解説します。
.poファイルとは?|ソフトウェア翻訳で使われる「Portable Object」
.poファイルとは、Portable Object(ポータブルオブジェクト)ファイルの略称で、ソフトウェアの**国際化(i18n)や地域化(L10n)**において使われる翻訳ファイル形式です。
この形式は、GNUプロジェクトの「gettext」というツールチェーンでよく使用されており、アプリケーション内のテキストを多言語化する際に欠かせません。
たとえば、GUIやCLI、マニュアルなどで表示される英語テキストを日本語やドイツ語に変換したい場合、.poファイルを用いて翻訳を管理することができます。
.poファイルの基本構成
.poファイルは、以下のような**「原文」と「翻訳」**のペアで構成されています:
msgid "Hello, world!"
msgstr "こんにちは、世界!"
msgid:ソースコードに含まれるオリジナルのテキスト(英語など)msgstr:それに対応する翻訳済みテキスト
翻訳がまだされていない箇所では、msgstrが空の状態になっていることもあります。
LC_MESSAGESディレクトリとは?
gettextを利用するプロジェクトでは、翻訳ファイルが以下のようなディレクトリ構造で格納されることが一般的です:
project/
├── locale/
│ ├── ja/
│ │ └── LC_MESSAGES/
│ │ └── messages.po
│ ├── de/
│ │ └── LC_MESSAGES/
│ │ └── messages.po
この中で特に重要なのが**LC_MESSAGESフォルダ**です。ここには翻訳元の.poファイルや、コンパイル済みの.mo(Machine Object)ファイルが置かれ、アプリケーションの実行時に参照されます。
実際に見つけた使用例
今回私が見つけた例では、docs/source/local 以下の ja や de フォルダ内に LC_MESSAGES ディレクトリがあり、それぞれに .po ファイルが含まれていました。
ja/LC_MESSAGES/→ 日本語翻訳用de/LC_MESSAGES/→ ドイツ語翻訳用
このように、1言語につき1ディレクトリを用意し、その中に翻訳ファイルを配置することで、ソフトウェアやドキュメントの多言語化が実現されているのです。
まとめ
.poは、ソフトウェアやドキュメントを多言語化するための翻訳ファイルmsgidとmsgstrで構成され、gettextを通じて利用されるLC_MESSAGES内に.poファイルやコンパイル済み.moファイルが格納される- Raspberry PiをはじめとするLinux系開発環境では、よく見かける形式
「.poファイルって何?」と思った方にとって、翻訳ファイルの基本が理解できる第一歩となれば幸いです。
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