【ラズパイ】dd: memory exhausted by input buffer of size 1073741824 bytes (1.0 GiB) ＆ mkswap: error: swap area needs to be at least 40 KiB【Linux】

2024年3月12日

概要

ラズパイでプログラムを組んでいて、Swapを増やそうとしたのですが、

dd: memory exhausted by input buffer of size 1073741824 bytes (1.0 GiB)

というエラーがでました。

なので、その解決方法を書いていきます。

エラーの意味

ddコマンドが1GBのブロックサイズ（bs=1G）を使用してスワップファイルを作成しようとした際に、システムの利用可能なメモリが不足していることを示しています。ラズベリーパイのようなデバイスでは、物理メモリの量が限られているため、大きなブロックサイズを使用するとこのような問題が発生することがあります。

設定手順

改め、設定の手順をやりました。

スワップエリアの設定

sudo mkswap /swapfile

スワップの有効化

スワップファイルを有効にして、システムが使用できるようにするには、以下のコマンドを実行します。

sudo swapon /swapfile

これで、システムは追加のスワップスペースを利用できるようになります。

スワップが正しく有効になっているかの確認

スワップが正しく有効になっているかを確認するには、以下のコマンドを実行します。

swapon --show

これらのコマンドの出力で、/swapfileがリストされていれば、スワップファイルは正しく有効になっています。

また、エラー：mkswap: error: swap area needs to be at least 40 KiB

sudo mkswap /swapfileで

mkswap: error: swap area needs to be at least 40 KiB

とでました。

mkswap: error: swap area needs to be at least 40 KiB というエラーメッセージが表示された場合、これは/swapfileが正しく作成されていない、または期待されるサイズよりも小さいことを意味します。この問題は、ddコマンドでスワップファイルを作成する際に何らかの問題が発生したことにより、スワップファイルが十分なサイズで作成されなかった可能性があります。

スワップファイルを作成するddコマンドを再度確認し、正しく実行されているかを見直しましょう。例えば、bs=1M count=1024を使用して1GBのスワップファイルを作成するコマンドは以下のようになります。

sudo dd if=/dev/zero of=/swapfile bs=1M count=1024

このコマンドが成功した後、以下のコマンドを使用してファイルのサイズを確認してみてください。

ls -lh /swapfile

この出力結果は、/swapfileが期待どおりのサイズ（この場合は約1GB）であることを示しているはずです。もしサイズが小さい、またはファイルが存在しない場合は、ddコマンドが正しく実行されていない可能性があります。ディスクの空き容量が不足している、またはコマンドに誤りがあるなど、様々な原因が考えられます。

私の場合、

-rw-r–r– 1 root root 1.0G 3月 11 17:30 /swapfile

と表示されて、スワップファイルが正しく1GBのサイズで作成されていることが確認できます。

以上です。

何かの参考になれば幸いです。

余談

マイクロのSDの容量は関係ない

私は32GのマイクロSDカードを使っています。

32GBのマイクロSDカードを使用している場合でも、ddコマンドでの「memory exhausted」エラーは、SDカードの容量とは直接関係がありません。このエラーは、システムのRAM（ランダムアクセスメモリ）に関係しています。ddコマンドは物理メモリ（RAM）上で操作を行い、このプロセス中に大きなブロックサイズを一度に処理しようとすると、RAMが不足してしまうことが原因です。

ラズベリーパイのRAMは限られているため（モデルによっては1GB、2GB、4GBなど）、大きなbs（ブロックサイズ）を指定すると、一度にそのサイズ分のメモリを確保しようとします。メモリが足りなくなると、エラーが発生します。