経緯
Excelで作業時間などを扱う中で、「時間」を10進数に変換して扱いたいと思う場面があるかと思います。
たとえば「8時間30分」は「8.5」として表現できた方が、計算がしやすくなります。
現在、私のExcelでは以下のような状態です。
- A1セル:
8:30(ユーザー定義:h:mm) - B1セル:
17:00(ユーザー定義:h:mm) - C1セル:
=B1-A1→ 結果:8:30(ユーザー定義:[h]:mm)
この C1 に表示された「8:30」を、「8.5」という数値形式に変換したいと思い、その方法を試しました。
実現したい仕様
8時間30分→8.5のように、時間を10進数に変換して表示- 計算の元となる
B1-A1はそのまま利用 - 小数点以下も任意で設定可能(例:1桁まで)
手順
1. 数式を変更する
まず、C1セルに次の数式を入力してください:
=(B1 - A1) * 24
Excelでは時間の内部処理が「1日=1」として扱われているため、
1時間 = 1/24、30分 = 0.5/24 という形式になっています。
したがって、*24 を掛けることで、時間を10進数に変換することができます。
2. 書式設定を「数値」にする
次に、C1セルを選択した状態で以下の操作を行ってください:
- Excelの「ホーム」タブ → 「数値」グループの書式ドロップダウンを開く
- 「標準」ではなく「数値」を選択
- 小数点の桁数を設定(例:1桁で「8.5」)
これで、C1セルの表示が「8:30」から「8.5」に変わります。
応用例
- 「7時間45分」 →
7.75 - 「9時間15分」 →
9.25 - 「6時間」 →
6.00
このように変換できると、合計時間の平均や時給換算などにも非常に便利です。
まとめ
- Excelでは
= (終了時刻 - 開始時刻) * 24で時間を数値化可能 - セルの書式を「数値」に変更することで、小数点での表示ができる
- 作業時間管理や給与計算、グラフ化などで活用可能
Excelで時間を扱う方にとって、非常に実用性の高いテクニックです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです。
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