【パワークエリ×VBA】「すべての更新」操作をボタン化する方法

ExcelでPower Queryを使ってデータを取り込んでいると、「データ」タブから**[すべての更新]ボタンを毎回クリックするのが面倒**に感じることがあります。

そこで今回は、VBAを使って[すべての更新]をボタン1つで実行できるマクロを作成し、作業効率を改善しました。


目次

実現したい内容

  • Excelの**「データ」タブ →「すべての更新」**を、毎回クリックするのが面倒
  • VBAでこの操作をボタン一発で実行できるようにしたい
  • Power Queryなど、Workbookのすべての接続を更新対象とする

使用したVBAコード

以下が、すべての接続を更新するためのVBAコードです。

Sub RefreshAllConnections()
    ' すべての接続を更新
    Dim connection As WorkbookConnection
    For Each connection In ThisWorkbook.Connections
        connection.Refresh
    Next connection
End Sub

コードの解説

  • ThisWorkbook.Connections
     現在のブックに含まれているすべてのデータ接続(Power Queryや外部データの取り込み)を対象とします。
  • connection.Refresh
     各接続を1つずつ更新します。これにより、手動で[すべての更新]をクリックする操作を自動化できます。

ボタンにこのマクロを割り当てる方法

このマクロは、Excelの任意のシート上に配置したフォームコントロールのボタンに割り当てることで使用できます。

手順:

  1. Excelのリボンから「開発」タブを開く
  2. 「挿入」→「フォームコントロール」→「ボタン」を選択
  3. ワークシート上にボタンを配置
  4. 「マクロの登録」画面が表示されるので、RefreshAllConnectionsを選択

これで、ボタンをクリックするだけでPower Queryを含むすべての接続が更新されるようになります。


補足:Power Queryとの相性

このマクロは、Power Queryのクエリも対象として更新されます
ただし、一部のWeb接続や外部データの設定によっては、認証エラーなどが発生することがあります。
その場合は、Power Query側の接続設定を見直してください。


まとめ

「データ → すべての更新」を手動で行う手間を、VBAを使ってボタン1つで完結できるようになりました。

  • 毎回の操作が不要に
  • 更新忘れの防止にも効果的
  • 複数接続があるファイルでも一括更新可能

作業効率を少しでも上げたい方は、ぜひ取り入れてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

私が勉強したこと、実践したこと、してることを書いているブログです。
主に資産運用について書いていたのですが、
最近はプログラミングに興味があるので、今はそればっかりです。

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