投資信託の取引タイミング解説:約定日、申込日、受渡日【投資信託】

投資信託を理解する上で重要な、約定日、申込日、受渡日の概念について簡潔に解説します。特にNISAを利用したり、分配金を受け取る際に重要となるこれらのタイミングを正確に把握することで、より効果的な投資戦略を立てることができます。

目次

投資信託の約定日とは?

約定日の意味

約定日は、投資信託の売買注文が成立する日を指します。この日は、投資対象が国内の場合と海外の場合で異なることがあります。一般的には、国内の投資対象の場合、申込日がそのまま約定日となります。一方、海外の場合、約定日は申込日の翌日または翌々日に設定されることが多いです。

約定日の基準価額

約定される際の基準価額は約定日の価格に基づきます。投資信託の基準価額は日々算出され、その日の市場の終値をベースに定められます。

申込日と受渡日の違い

申込日の定義

申込日は、投資信託の売買注文を出した日です。注文の締め切りは通常、取引所の終了時間である15時までとなっており、この時間前に注文が行われた場合、その日が申込日となります。

受渡日とは?

受渡日は、注文が完了し、売買代金が交換される日です。通常、約定日の2~3営業日後に設定されます。この日に、資金のやり取りが完了し、取引が成立します。

注文のタイミングと影響

NISAを利用する際のタイミング

NISA口座を使用して年末に投資を行う場合、受渡日が年を越さないように約定日や申込日を考慮する必要があります。特に海外投資の場合、年内の取引期限が早まることもあります。

分配金を受け取るためのタイミング

投資信託の決算日前に約定していれば、分配金を受け取ることができます。また、分配金の支払い後に基準価額が下がる「分配落ち」を利用して、有利なタイミングで商品を購入する戦略もあります。

まとめ

投資信託の売買には、約定日、申込日、受渡日という3つの重要なタイミングが関係しています。これらの概念を理解し、適切に取引のタイミングを把握することが、効果的な投資戦略を立てる鍵となります。特にNISAの利用や分配金の受け取りを考慮する際は、これらの日付を正確に理解することが重要です。

ちなみにみんな大好き”eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)”以下の通りです。

約定日と基準価額の決定お買付申込日の翌営業日の基準価額
※投信休業日や国内・海外の休場により、約定日は遅れる場合があります。
受け取り日申込受付日から起算して6営業日目
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この記事を書いた人

私が勉強したこと、実践したこと、してることを書いているブログです。
主に資産運用について書いていたのですが、
最近はプログラミングに興味があるので、今はそればっかりです。

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