.docm:マクロ対応ドキュメントファイル
マクロを含むドキュメントの役割
.docm 形式は、「Document Macro-Enabled」と呼ばれ、マクロを含むWordドキュメントを指します。この形式は、標準の.docxファイルと同様に使用されますが、マクロ(VBAコード)を含む点が異なります。
ユーザーによるマクロの活用
ユーザーがこの形式の文書を開くと、マクロが利用可能となり、特定のタスクを自動化するために使われます。
.dotm:マクロ対応テンプレートファイル
テンプレートとしての機能
.dotm 形式は、「Template Macro-Enabled」という意味で、マクロを含むWordテンプレートを指します。このファイル形式は、新しいドキュメントの作成基盤として機能します。
テンプレートからの文書作成
テンプレートに含まれるマクロは、そのテンプレートを使用して作成された全ての新しい文書に適用されます。これにより、特定のスタイルやレイアウトを持つ文書群を効率的に作成できます。
.docm と .dotm の主な違い
- .docm は個別の文書であり、特定の文書に対してマクロが適用されます。
- .dotm はテンプレートとして機能し、新しい文書作成の基準となり、そのテンプレートから作成された文書にマクロや設定が適用されます。
マクロ対応ファイルの安全性
マクロを含むWordファイルを使用する際は、セキュリティ設定に注意し、信頼できるソースからのマクロのみを実行することが重要です。不明なソースからのマクロはセキュリティリスクを高める可能性があるため、慎重な取り扱いが必要です。
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