ExcelでVBAを使っていると、
「セルが空白のまま実行されると困る…」
「必須項目なのに入力されていない…」
といった場面に遭遇することがあります。
今回は、VBAでセルが空白かどうかを判定して、空白の場合に警告を出す方法をご紹介いたします。
基本構文:If ~ Then で空白をチェック
VBAでは、以下のように記述することでセルが空白かどうかを判定できます。
If 値 = "" Then
' 空白だったときの処理
End If
ここで ""
は**空の文字列(= 空白)**を意味します。
実用コード:セルA1が空白なら警告を表示して中断する
以下は、「Sheet1」のA1セルが空白だったら、メッセージを表示して処理を止めるという例です。
Private Sub blank_judge()
Dim a1 As String
' A1セルの値を取得
a1 = ThisWorkbook.Worksheets("Sheet1").Cells(1, 1).Value
' A1が空白の場合、警告を出して終了
If a1 = "" Then
MsgBox "A1を記入してください。", vbExclamation
Exit Sub
End If
' 通常の処理をここに続けて記述
MsgBox "A1は入力されています。"
End Sub
処理の流れ
- A1セルの値を変数
a1
に代入 If a1 = "" Then
で空白かどうかを判定- 空白だった場合は
MsgBox
でメッセージを表示し、Exit Sub
で処理を中断
補足:空白の判定は2通りある
空白かどうかを判定するには、以下のような方法もあります。
方法1:If A1 = "" Then
最もシンプルで直感的な方法です。文字列として空を比較します。
方法2:If IsEmpty(A1) Then
未入力セルを対象にした判定で、数式が入っているセルなどには使えないことがあります。
通常は = ""
の方が扱いやすいです。
応用:複数セルの空白チェック
以下のようにすれば、複数のセルを一括で空白チェックすることも可能です。
Dim rng As Range
For Each rng In Range("A1:A5")
If rng.Value = "" Then
MsgBox rng.Address & " が空白です。", vbExclamation
Exit Sub
End If
Next rng
まとめ
VBAでセルが空白かどうかを判定するには、If 値 = "" Then
を使うのが基本です。
- シンプルな構文で扱いやすい
- 空白チェック+メッセージ表示で、入力漏れの防止に活用できる
Exit Sub
で処理中断すれば、安全なマクロ制御が可能
入力チェック処理は、業務の信頼性を高める第一歩ですので、ぜひ取り入れてみてください。
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