【VBA】マクロを有効にするか毎回聞かれるのが面倒|自動で有効化する方法とその注意点

目次

経緯

VBAで作成した .xlsm ファイルを開くたびに、「マクロを有効にしますか?」というメッセージが毎回表示されるのが面倒だと感じていました。
日常的にマクロ付きファイルを扱う場合、この操作が煩わしく感じる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、マクロの自動有効化の設定方法と、それに伴う注意点についてまとめました。


結論:自動的に有効にする設定は可能、しかし非推奨

Excelでは、セキュリティ設定を変更することで、マクロを常に自動的に有効化することは可能です。
しかし、この設定はセキュリティリスクが非常に高く外部からのマルウェア感染の原因にもなり得るため、基本的にはおすすめされていません。


設定方法:マクロ警告を非表示にする手順

それでもどうしても設定を変更したいという場合は、以下の手順で操作可能です。

手順:

  1. Excelを開きます
  2. ファイル」タブをクリック
  3. 左下の「オプション」を開く
  4. セキュリティセンター」を選択
  5. セキュリティセンターの設定」ボタンをクリック
  6. マクロの設定」を選択
  7. すべてのマクロを有効にする(セキュリティに影響します)」にチェックを入れる
  8. 「OK」で確定し、すべてのウィンドウを閉じる

この設定を行うと、今後Excelを開いたときにマクロ実行の警告が表示されず、自動でマクロが有効になります。


推奨される代替手段:信頼できる場所(信頼済みフォルダ)を設定する

より安全な代替策として、「信頼できる場所(Trusted Locations)」を設定する方法があります。
これにより、指定フォルダ内のExcelファイルに対してのみマクロを自動実行できます。

手順(簡易):

  1. セキュリティセンターの設定内で「信頼できる場所」を選択
  2. 「新しい場所の追加」をクリック
  3. マクロ付きファイルを保存しているフォルダを指定
  4. 「この場所のサブフォルダも信頼する」にチェック(必要に応じて)

この方法なら、特定フォルダ内のファイルのみマクロが自動実行されるため、セキュリティリスクを抑えつつ利便性を確保できます。


まとめ

マクロを自動で有効にするには、「マクロの設定」で「すべてのマクロを有効にする」を選ぶことで実現できます。
しかし、この設定は非常に危険で、Excel全体でマクロが無条件で動作するため、セキュリティ的には推奨されません。

より安全な対策としては、「信頼できる場所」を設定する方法が現実的でおすすめです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

私が勉強したこと、実践したこと、してることを書いているブログです。
主に資産運用について書いていたのですが、
最近はプログラミングに興味があるので、今はそればっかりです。

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