使用環境
- OS:Windows 10 Pro(バージョン:20H2)
- ソフト:Microsoft Excel VBA
経緯
これまで、Excelファイルを手動でフォルダに整理していましたが、
作業をもっと効率化したいと考え、VBAでフォルダを自動作成する方法を学びました。
解決方法:「MkDir」を使う
フォルダを作成するには、VBAの**MkDir
**ステートメントを使用します。
とてもシンプルな構文で、すぐに実践できます。
コード例
Sub フォルダを作る()
MkDir "作成したいフォルダのパス\作成したいフォルダ名"
End Sub
コード解説
MkDir
のあとに、作成したいパスとフォルダ名を文字列で指定するだけです。- フォルダが存在しない場合に新たに作成されます。
例:MkDir "C:\Users\morinokabu\デスクトップ\新しいフォルダ"
このコードを実行すると、「デスクトップ」上に「新しいフォルダ」という名前のフォルダが作成されます。
この後の展開
毎回手動でフォルダ名を入力するのは手間なので、
Excelのセルからフォルダ名を自動取得する方法も取り入れてみました。
セルの値をフォルダ名に使う例
Sub フォルダを作るセル版()
MkDir (CurDir & "\" & Range("A1").Value)
End Sub
CurDir
は、現在開いているブックのカレントディレクトリ(作業ディレクトリ)を取得します。Range("A1").Value
で、セル「A1」に入力されたフォルダ名を使ってフォルダを作成します。
さらに、文字列を結合する「&」を使えば、動的にパスやフォルダ名を組み合わせることもできますので、応用の幅が広がります。
まとめ
VBAで新しくフォルダを作成するには、**MkDir
**を使うのが最も簡単な方法です。
セルの内容や日付情報を組み合わせたフォルダ名の自動生成など、応用次第で作業効率を大幅に向上させることができます。
引き続き、より実用的な使い方を学びながら、業務の自動化に活かしていきたいと思います。
ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。